kohei shoji INTERVIEW

——プライベートな面についても伺わせてください。お休みの日はどんな風に過ごすことが多いですか?

服を見に行ったり、映画を見に行ったり、友達と2時間くらいお茶だけ飲むのも好きです。あとは、展示や美術館、博物館に行くのも好きなので、そういうのが好きそうな友達を誘って、見に行ったりします。

——1人で出掛けることは少ないですか?

あまりにもニッチなやつは1人で行きます。でも、この前1人旅行を初めてして、自分で何でも決められるのでめちゃくちゃ自由でしたが、この時間を誰とも共有できないという寂しさがあって、僕は人と関わるのが好きなので、そういった時間は取るようにしています。

——休日はアウトドアなんですね。

焦っちゃうんです。家の中に1日いて、のんびり起きて適当にご飯を食べて、またベッドでゴロゴロして、気がついたら18時だと、「自分はダメな人間だ」と後悔するんです。そういう時は、夜ランニングしたり、意味もないのに買い物に出て、結局買うものがなかったり、変なものを買って後悔したりもするので、アクティブな方が心身ともに晴れやかです。特にメンタル面がごきげんでいると、体はどうにかなることが多いので、最近は自分の心の健康を大切にするようになりました。

——最近ハマっていることはありますか?

梨を食べることにハマっています。僕は果物の中で一番梨が好きで、最近は旬を楽しむことを大切にしています。今の時期はナスやズッキーニ、トマトも食べたりと、大人になってから春夏秋冬を楽しむようになりました。前はどうでもいいだろうと思っていましたが、旬や自生で起こることには意味があって、食べ物で言えば単純に美味しいので、意識するようになりました。

——今の年齢になって、「昔の自分」と変わったと感じる部分はありますか?

涙に対して寛容になりました。“男たるもの泣くな”というか、「泣いていいのは自分の奥さんか子どもが死んだ時、子どもができた時ぐらいだ」というような厳格な教えだったので、昔はそれを他人にも強要していた部分があって、クラスメイトが泣いているのを見たら、泣き止むまでとりあえず距離をとってしまうタイプでした。泣くことが悪いことだと思っていた自分がいましたが、最近は他人の涙も許容できるようになって、自分も泣くことは滅多にありませんが、理由はわからないけど感動して泣けることもありますし、この前も映画を見て、ボロボロ泣きました。

——最後に想像力がこれから導く未来はどんな未来になっていたいですか?

人のためになることをやっていたいです。何かのインタビューで、「エンタメ産業に関わっているということは、感動させることを目標にするのはダメだ。エンタメは人を感動させる事業だからそれはもう当たり前であって、それができないのであればやるべきではないし、それ以上に何を目標にするかが大切だ」というのを見たことがあって、確かにそうだなと思いました。自分のやっている仕事や活動を通して、感動以外に何をプラスアルファ与えていきたいなられるかと思ったら、子どものためになることをやりたいと思って。ポジティブな影響力を持っていたいです。僕といるとハッピーになる、僕が出ている作品を見たら明日も頑張れるというところの延長線上に未来の子どもたちが幸せで居てくれたらなと思っています。

俳優 庄司浩平

1999年10月28日生まれ。東京都出身。オスカープロモーション所属。2020年6月より、特撮ドラマ『魔進戦隊キラメイジャー』で、追加戦士のクリスタリア宝路 / キラメイシルバー役でテレビドラマ初出演。2022年1月、パリコレクション<Yohji Yamamoto POUR HOMME22-23AW COLLECTION>に出演するなどモデルとしても活躍の幅を広げている。2024年11月より、特撮ドラマ『仮面ライダーガヴ』でグラニュート・ラーゲ9 / 仮面ライダーヴラム役で出演、東映特撮作品で2度目の変身ヒーローを演じる。今年7月、ドラマ24『40までにしたい10のこと』で一躍話題に。昨年よりNHK俳句にも出演中。

2025年10月28日、26歳の誕生日に2冊目の写真集を発売予定。

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