—最近お気に入りのファッションアイテムはありますか?
沢村 僕は最近買った、つばが長めのハットがお気に入りです。
上村 僕は最近、黒のAラインコートを買いました。ダボっとしていて、デザインとシルエットがすごく可愛いので、最近買ったものの中で一番お気に入りです。
沢村 僕のハットもブラック!
上村 玲くんはかなりモード系ですね。とにかく黒のイメージ。僕はモード系のものも着ますが、茶色系のものも着ます。そういえば、玲くんの今日着ているコート可愛くない?
沢村 買ったばっかり!
上村 玲くんはそれが似合うのですごいなと思います。
沢村 謙信はカーキ色のものや、全身同じブランドではなく、少し外したアイテムも入れたりする感じだよね。
上村 うん、そうそう!
—ファッションのインスピレーションはどこから得ていますか?
沢村 僕はミュージックビデオから得ることが多いです。モードやクラシカルな感じが好きなので、「スーツを崩して着こなせるファッションブランドはどこかなぁ」と思い、探すことがあります。 あとは、今日のような撮影の衣装からもヒントをもらったりしています。
上村 僕も衣装で着るもので、「こういうの可愛いな」と思うこともありますし、雑誌やSNSからインスピレーションを得ています。本屋に行って、立ち読みもします。今どんなものが流行っているのかはすべて今出ている雑誌が最先端だと思うので、気になって見てしまいますね。
—自分のファッションスタイルを一言で表現するとしたらどのように表現しますか?
沢村 「白黒の世界」です。
上村 めちゃくちゃかっこいいね! 僕は「ダボ感」です。
沢村 もっといろいろ着ているじゃん(笑)。
上村 今はダボっとした感じのシルエットのものがお気に入りです。
沢村 確かに! はっきりとしたシルエットのものはあまり着ないよね。
—私服を選ぶときのポイントやこだわりはありますか?
沢村 僕は生地感を大事にしています。黒と白だけですと生地感や見え方を変えないと差別化できないこともあり、例えば、パジャマの生地もこだわっていて、サテン系の黒のものを着ています。マットに見える黒から、夜でも輝いて見える黒、いろいろな生地感を楽しんでいます。
上村 僕は色鮮やかなものにすごく惹かれます。色展開のニットがあると、一番派手で、鮮やかな色のものを選んでしまいます。直感で一目惚れしたものを着るとテンションも上がるので、自分の中で最初にビビっときたものを選ぶようにしています。
—二人が初めて会った時の印象はどうでしたか?
沢村 初めての時はダンスレッスンが一緒で、会話もほとんどなかったので、「スタイルいいなぁ」という印象がありました(笑)。しかし、健気で、元気いっぱいで、一生懸命踊っている姿を見て、素直で良い子だと感じていました。
上村 玲くんと初めて会った時は、しっかり者のお兄ちゃんという感じで、礼儀正しい印象でした。服装も大人でしたし、僕が高1の時に入ったから…
沢村 僕はもう高校卒業していたね。
上村 なので、その時期の3歳差は今とは少し違って、玲くんはすごく大人に見えました。
沢村 高校1年生かぁ…。
—今はお互いにどのような印象を持っていますか?
沢村 謙信は仕事をする上で、隙がなく、細かい部分までしっかりとできる人だと思います。エンターテイメントの世界で活動していて、今までの僕は“自分がどうしたいか”ということに目がいっていましたが、謙信のお客さんを常に楽しませる姿を見ると、常にお客さんを思って、いろいろな自分の見せ方を追求しているんだろうなとすごく感じます。きっとメンバー全員が思っていると思います。
上村 玲くんは、グループに対する思いや、個人の仕事への熱量がすごいと思います。この仕事に対するプロフェッショナルさや、熱心に向き合う姿勢がすごく伝わりますし、いろいろなことを言語化して表現することがすごく上手だと思います。グループでも率先して引っ張ってくれている部分が大きいですし、すごく頼りになる存在です。ライブでは、歌もダンスも、MCとしても玲くんが引っ張ってくれています。また、いろいろな話を聞いてくれます。玲くんは『ハッピー・オブ・ジ・エンド』でBLドラマに出ていたので、今回、『未成年』に出演するにあたって色々な相談にのってもらいました。
—お互いの意外な一面を教えてください。
沢村 『未成年』に出ている謙信を見たら、クールで何でもできそうな感じがするかもしれませんが、世間にはすでにバレている気もしますが、実は料理が果てしなくできないんです(笑)。
上村 爆笑。
沢村 目玉焼きを作るのも…。
上村 この前のワンエンのファンクラブイベントで、2人で料理をしようという企画があり、玲くんは料理がすごく得意なので、ほとんど玲くんがやってくれて、僕はなんとなく横で見ているだけでした(笑)。
沢村 グループ活動としての僕らの姿を見ている人は既に知っていると思いますが、ドラマで知ってくださる方たちはすごく意外だと思います。謙信は顔もキリッとしているので、なんでもスマートにできるイメージを最初に持つ人も多いと思います。
上村 なんでもスマート…。真逆です。全部不器用(笑)。玲くんの意外なところは、趣味がオタク気質な部分ですかね。
沢村 たくさん喋っているから、もう世間に出ているかも(笑)。
上村 『ハピエン』で玲くんのこと知った人たちももう知っているかな? 玲くんはめちゃめちゃオタクな一面があって、野球から格闘技まで、あとは趣味の幅も広いです。クールなイメージかもしれませんが、おもしろい一面もたくさんあります。
—お互いの仲が深まったと感じた瞬間はありますか?
沢村 僕は普段から謙信に絡んでいると、嫌な顔せず、なんでも素直に聞いてくれるので、絡みやすいです。なので、謙信とは自然と仲良くなれたと思います。
上村 玲くんの方が圧倒的に激辛好きですが、僕も辛いものを食べることが少し得意で、玲くんが好きなお店に行ったり、ラーメンも好きなので2人でご飯を食べに行くことが結構あって、そういう時にいろいろなことを話しますね。グループの話や心の内を話す中で、仲が深まったのかなと思います。また、ダンスレッスンを2人でしたこともありました。
沢村 あったね〜!誘ってからすぐに謙ちゃんが一緒に来てくれました。いろいろな場面ですぐに受け入れてくれるので、すごく喋りやすいです。
上村 玲くんがブログを毎日あげていて、玲くんがやっているから、僕もやってみようという気持ちでブログをやっていますし、ダンスレッスンも玲くんがやっていて僕も行きたいと思ったのですぐに行きました。何かを一緒にする時にいろいろなことを話すので、仲良くなることができましたし、波長も合っていったと思います。
—お互いの「ここがすごい!」と思うところや、尊敬している部分があれば教えてください。
沢村 オールラウンダーなところです。お芝居でも人を魅了しているので、いつもすごいなと思っています。
上村 僕は個人のお仕事や、ドラマを見ていて、玲くんがしているお芝居はドラマでの印象が強く残るほどの演技力があって、グループ活動では、最年長だからこその見せ方や色気、熱量もあって、総じて玲くんに魅了されます。いろいろな面を持っているからこそすごいと思いますし、もっと追求したくなります。
—もし二人で旅行に行くとしたら、どこに行きたいですか?
沢村 温泉に行きたいです。鬼怒川のような少し遠い温泉に行きたいです。謙信はリラックスすることが好きで、僕も同じで、お互い似ているので、温泉で癒されて、体の疲れをとることができる場所に二人で行きたいです。 謙信とならめちゃくちゃリラックスできそう。
上村 いいね。お互いに似ていて、単独行動も好きだからね。
沢村 お互い一人の時間はそれぞれで使えるタイプなので、お互いにとっていいかもしれません。森林浴もいいかも。
上村 いいね! 僕も玲くんと一緒で、温泉に行きたいです。温泉に行って、どこかで美味しいご飯を食べて過ごしたいです。
—二人が休日にリラックスするためにすることはありますか?
沢村 僕は整体に行くことと、お風呂でアロマキャンドルを焚いたり、塩を入れてお風呂に入ることで、デトックスをしています。あとは、1人で映画館に行くこともあります。1人だと映画に集中できるので、ずっと観てしまいます。
上村 僕も整体に行きます。あとは、家でYouTubeやNetflixを観ながらダラダラして過ごしたり、SNSもずっと見てしまいます。
沢村 マジで一緒。
上村 やっぱりそうなっちゃうよね(笑)。忙しいとどうしても部屋が散らかってしまうので、部屋の掃除をして一人でご飯を食べに行ったりもします。
—普段の生活で大切にしているルーティンや習慣はありますか?
沢村 僕は腸内環境が良くするために寝る前に酵素を飲むようにしていて、エノキなどのキノコ類も絶対に食べるようにしています。年齢を重ねて、若い時のままではだめだと思っています(笑)。
上村 僕は気持ちを整理するために、TO DOリストを書いたり、メモをとるようにしています。わからないことや悩んでいることを書いてみると、「こうすればいいんだ」と気づくことができますし、自分で解決できるものと自分ではどうにもならないものを整理できます。悩んだ時や何かやらないといけないことがある時に書いていて、僕は携帯にメモをするよりも、紙に書いたほうが頭に入ってくる感じがします。
—生活する上で「これは譲れない!」というこだわりがあれば教えてください。
沢村 僕は部屋にすごくこだわっていて、家具や小物の置き場所を自分が生活しやすいように決めています。几帳面かつこだわりも強いので、タオルのたたみ方もいつも同じになるようにしています。
上村 僕はこだわりは特になく、常にありのままという感じです。
—「ONE N’ ONLY」はファンの皆さんにとってどんなグループだと思いますか?
沢村 「面白くて、楽しいライブをしてくれる人たち」と思ってくれているのかなと思います。また、グループだけでなく、SNSでもメンバーそれぞれが頑張って発信をしているので、ファンの方たちにとって、近い存在になることができているのかなと思います。ですから、ファンの皆さんも含めて、団結力を感じてもらえると思いますし、僕たちはいろいろなことを積み重ねてここまできているので、何気ない小さいことを大切にしているグループだという風にも思ってくれているのかなと思います。
上村 いろいろな発信を続けているので、飽きさせないグループだと思ってくれているのではないかなと思います。僕たちは番組や雑誌だけでなく、YouTubeやTikTokなどのSNSでも発信をしているので、ファンの皆さんへの供給が多いですし、さまざまな面を見てもらえることで、“忘れられないグループ”だと思っていただけたら嬉しいです。ライブではかっこよさも可愛さもあり、ライブのMCやラジオでは、僕たちの素の一面も出しているので、ファンの皆さんを飽きさせない存在だと思います。
—昨年5周年を迎え、6周年目の活動への心境の変化はありましたか?
沢村 自分含め、みんなの意識が変わって、もっと良くしたいという思いが強くなり、団結力が増したと思います。楽曲もSNSもライブの見せ方も、しっかりグループで話し合って決めることが増えました。47都道府県ツアーをしてから団結力がより強くなった気がします。
上村 本当にそうだね。5周年を迎えて、47都道府県ツアーをして、全国のSWAG(ファンの呼称)のみんなに会えて、そのツアーを通じて経験値も増えましたし、着実に成長していると感じます。また、パフォーマンスやSNSでの発信に対する反応もすごく変わったと思います。そういう意味では、5周年から6周年目はまさにターニングポイントでした。今は個人のお仕事も増えてきて、結果的にそのお仕事がグループに還元されているすごく良い状況で、素敵なサイクルになってきていると感じています。
—「ONE N’ SWAG 2024 ¿Fiesta?」(2025年1/18が最終日)でのワンマンライブ公演の途中だと思うのですが、ライブパフォーマンス中に特に力を入れている部分はありますか?
沢村 『¿Fiesta?』というタイトルで、特にラテンの要素を取り入れてグループの音楽を確立した年でもあるので、そういう部分を演出面でもっと見せて、「ラテン的な音楽は楽しい!」ということをみんなに感じてもらえるようなライブになっています。また、僕たちにとって過去最大規模の会場なので、そんな場所にふさわしい派手な演出も楽しみにしてもらえたら嬉しいです。個人としては、いっぱい頑張ります!(笑)
上村 ただかっこいいだけだと面白くないので、可愛かったり面白かったり、少しセクシーなところもあり、いろいろな部分でお客さんと一体化して、参加型なライブになっていると思います。曲の世界観に浸かるのも大事ですが、それが独りよがりになってはダメだと思うので、エンターテイメントとして楽しんでもらえるように意識しています。個人としては、「とにかく俺かっけぇ!」という気持ちでパフォーマンスをしています。
—今後のライブでやってみたいことがあれば教えてください。
沢村 サイン入りボールを大きなガンを使って客席に飛ばすことをやってみたいです。
上村 僕はフライングをやりたいです。アリーナライブのオープニングにフライングで登場! 絶対かっこいい!
——グループ活動の中で「自分らしさ」を表現するために、普段から心がけていることはありますか?
沢村 昔から陽気に話すのですが、「落ち着いて周りを見ている時もあるよ」と周りの方から言っていただけて、それからはMCで回しつつ、落ち着いた穏やかなところに安心してもらって、僕自身の見てもらえる部分も増えてきたと思っています。
上村 僕はSWAGのみんなに喜んでもらえるように、いろいろな表情を見せるように意識しています。自分の魅力をたくさん出していきたいですし、ギャップがあるところも大事にしています。
—ファンの皆さんとのイベントで、特に印象に残っていることはありますか?
沢村 たくさんありますが、ライブのコール&レスポンスをしている時や、客降りをしてファンの皆さんの顔を直接見に行った時の皆さんの反応を見ていると、本当に頑張ってよかったと素直に思います。リハーサルをする時は、鏡と向き合っているだけで、自分との戦いなので、あまりにも時間が長くて大変だと正直心が折れそうな時もありますが、ファンの皆さんやスタッフの皆さんが喜んでくれる時はすごく嬉しいです。特に最近は、コール&レスポンスが増えてきたので、すごく印象に残っています。
上村 僕たちはコロナ前から活動をしていましたが、コロナでライブができなくなったので、ライブができない時期からようやく有観客ライブができるようになった時のことはすごく印象に残っています。当時はまだ声が出せなかったので、「今まで当たり前だったことが当たり前ではなくなるんだ」と思いましたし、徐々に声も出せるようになってきた時はすごく感動しました。コロナ渦を経験して、「これを求めていたんだ」と気づくことができたので、とても印象に残ってます。
—海外でのカウントダウンイベントに向けて、今の心境を教えてください。
沢村 カウントダウンを海外でできるのは、あまりない経験だと思いますし、これまでブラジルではパフォーマンスをしたことがありますが、アジアでの活動が意外となかったので、嬉しいです。あとは、現地の料理もすごく楽しみです。
上村 確かに。ご飯は純粋に楽しみだね。僕らにとってアジアは初めてですが、ブラジルに2回行って、海外でライブをした経験があるので、日本とはまた違ったノリで、ライブの雰囲気も全然違うので、臨機応変かつ、楽しくできたらいいなと思います。あとは、カウントダウンなので、みんなで一緒にお祭り騒ぎしたいです!
—海外での活動に向けて準備していることはありますか?
沢村 心の準備もしますし、言葉の勉強もします。ブラジルに行く時は、ポルトガル語を勉強しました。ブラジルは普通のポルトガル語とは少し違い、ブラジルポルトガル語なので、授業を受けていました。自己紹介や好きな食べ物、時間も話すことができます。ただ、現地の方が話すスピードが早すぎるので、ゆっくり喋ってもらわないといけないのです…。また、日本とは治安が違うと聞いていたので少し怖かったですが、意外と現地の観光ガイドの人も本当に優しい方が多くて、閉園時間が少し過ぎていたのですが、入っていいよと案内してくださり、日本にはないフランクさが素敵だと感じました。
上村 海外でライブができるなんてすごい人生だと思いました。SNS上でコメントを見るだけだったので、本当に応援してくれているのか確証がなかったのですが、ライブではめちゃくちゃ熱量があって、すごく嬉しかったです。なので、それに負けないように、正確に踊ることも大切ですが、それよりももっと気持ち的な方で、パッションを伝えられるように準備しています。