光と影。そのふたつがあるからこそ、縁に導かれた今があるのかもしれない…。GIANNA BOYFRIEND #05では神谷健太が上品さと上質さがポイントとなる艶やかなハイファッションをスタイリッシュに表現。 WEB限定インタビューを公開。
──今回GIANNAの撮影は初でしたが、撮影はいかがでしたか?
ファッション誌に一人でも出たいと思っていたので、すごくうれしかったです。スタイリングは全部お気に入りでしたが、ハーフパンツにジャケットのセットアップは自分ではあまりやらないファッションだったので、新鮮でした。
──普段はどんなファッションが多いですか?
デニムや無地のものが多いです。あとは、ジャージやパーカーなど、動きやすい服装が多いです。オシャレすることは好きですが、トレンドに疎いので、“その時に気に入ったものを買う”という感じです。大体一つの服を気に入ったら、ずっと同じものを買ってしまいます。最近も同じ靴をリハーサル用、外出する用、雨の日用などで同じものを4足買いました! 気に入ったら同じ物をずっと使ってしまいます。
──アーティスト業に関しても聞かせてください。現在のTHE RAMPAGEは神谷さんにとってどのような存在ですか?
昔とは少し変わってきていて、時代の流れや個人での目標もあるので、一緒に上を目指していきたいと思う関係です。僕にとって一緒に目標を叶えていくための仲間だと思います。
──そんな仲間たちと一緒でなければできないことはありますか?
僕らのライブに来ていただけたら分かると思いますが、やはり“16人だからこそ出るもの”があると思います。今の時代K-POPや、ダンスボーカルのアーティストがたくさんいると思いますが、今の時代にこんなに汗をかいて、泥臭く踊っているチームは僕らだけなんじゃないかなと思うぐらい踊っているので、それは、THE RAMPAGEならではの空気感というか、強みなのかなと思います。
──いろいろな個性が集まったグループだと思いますが、神谷さんはグループのどうような立場でしょうか。
僕は自由人です。あとは、ツアーやライブになるとバンドを帯同しますが、そこの音楽アレンジは全部僕が担当しています。僕は親の影響もありいろいろな楽器ができるので、音楽のアレンジなど音に関することが好きです。それをバンドマスターと話し合って作っています。同じ曲でもライブでは違う弾き方や面白さがありますね。
──ダンサーでもあり、ラップや音楽制作などいろいろやられているんですね!
もともと歌を歌うことが好きで、ボーカル志望だったんです。その時にダンスはリズムトレーニングとして始めました。それがきっかけで今パフォーマーをやらせていただいているのですが、昔から歌を歌いたいという気持ちもあります。
──そんな神谷さんにとって“音楽”や“表現”とは何ですか。
僕が音楽をやりたいと思ったきっかけは、子どもの頃に自然に人前で踊ったりしていて、そうすると親が喜んでくれるのが好きだったので、その延長線上で自分が体を動かしたり、何かすることで少しでもみんなのプラスになるきっかけになって欲しいと思ったからです。「パフォーマンス見て救われました」という声をいただくので、そう言っていただけると、やはり僕らもやっていて良かったと思いますし、本望だと思います。僕にとって音楽は、人がプラスになる心の薬というか、そういう存在になっていると思います。
──昔から音楽がお好きなんですね。
そうですね。「音楽を仕事にしたい」と思ってから今それができていたり、またいろいろな目標があるので、これからもついてきていただけたらうれしいです。
──表現していく上でインスピレーションはどこから受けることが多いですか?
リリックとインストに分けて、例えば音は今のビルボードヒップホップなど海外の最先端の音楽を常に聞いているので、そこからヒントを得たりします。流行があるファッションと一緒で、例えば僕は90年代のヒップホップやR&Bが好きなので、それをトレンドの音楽に混ぜたりしてインストの方は決めています。音楽は“流行りに乗るか、流行りを作り出すか”だと思うんです。MA55IVEでは、音楽も歌詞も自分たちで作っていて、歌詞の方は僕は1行できたらすぐ書けるタイプなのですが、その1行目までがすごく長くて、家では絶対出てこないです。「書こう」と思ったら書けないので、移動中に急に出てきたりします。1番早いもので、『夢は夢のまま』という曲があるのですが、それは速攻で出てきたので3分ぐらいで書きました! テーマをもともと決めて、そこから話を膨らませていて、あの時はふと怖い夢を見て「夢だった、良かった」と思った時にこれ歌詞書けるかもと思って、書き始めました。僕の書く歌詞は、ハッピーなことを書いていたとしても絶対にどこか闇を持たせたいんです。パッと聞いたらハッピーな歌詞なのですが、どこかで毒を入れないと歌詞があまり耳に残らないと思っていて、そういうのを意識して書いているので、裏テーマ的なものを探っていただけたら面白いかもしれないですね。
──この仕事で頑張りたいと思ったきっかけやはありますか。
もともとEXILEさんを見てかっこいいと思い、昔から大好きだったので、それがこの世界に入りたいと思った1番のきっかけかもしれないです。
──今後はどのようなアーティストになっていきたいですか?
音楽が好きなので、自分がかっこいいと思った音楽、歌、ダンスを追求して、みなさんに楽しんでいただけたらうれしいです。常にファンファーストで発信できるようなアーティストになりたいので、音楽でみんなを喜ばせたいです。
──神谷さん自身についても聞かせてください。座右の銘はありますか?
「人にされて嫌なことは人にしない」という意味合いの“ゴールデンルール”というのがあって、自分は態度にも出やすく、オブラートに包めない人間なんです。30歳にもなるので伝え方を覚えたいと思っているのですが、どうしても言ってしまうんですよね。それを後々後悔したりするので、自分を引き締めるためにも“ゴールデンルール”を座右の銘にしています。
──今までの人生で影響を受けた人はいますか?
沖縄にいるダンスのスクールの先生です。そのきっかけがあって今頑張れています。アーティストでいうと、ジャスティンビーバーも好きですし、アッシャー、クリスブラウンは最強ですね。
──昔から洋楽が好きでしたか?
楽器だけのベンチャーズや洋楽が多かったです。家でも「グリース」というミュージカル映画がずっと流れていて、小学校高学年ぐらいからEXILEやORANGE RANGE、HYさんも聴き始めました。ダンスや歌を始めてからR&Bを聴くようになり、今は洋楽がほぼメインです。最近の日本の曲をあまり聴けていないのですが、やはり今戦っている場所は日本なので、「皆さんはどんな曲が好きなのかな」と考えながら過ごしています。
──自分が行動する上で大切にしていることはありますか。
誠実さです。1人でいる時と16人でいる時では少し違う気がしていて、グループの時はボーカルの3人をなるべくサポートできるようにしています。あと、リハーサル終わりに皆さん「お疲れ様でした」と言いますが、僕は「ありがとう」と言っている気がします。何かの雑誌で見たのですが、例えばエレベーターでボタンを押しているとほとんどの日本人は「すいません」と言うと思うんです。でも、「ありがとうございます」の方が気持ち良いなと思って、「ありがとう」と言うようにしています。あとは、“謝る時は早めに謝る”です。自分の間違いに気付いた時に早めに謝るのは大事なことで、人は時間置くと言えなくなってしまうと思うので、早めに言うことが大事ですね。
──最近克服できた課題はありますか?
僕はオブラートに包めずに言葉を発してしまうので、めちゃくちゃ意識してなるべく我慢しています。同じメンバーの山本彰吾はそれを自分なりに解釈していて、伝え方もうまいんです。なので、「なんで」と思った時に1回やましょう(山本彰吾)に相談するんです。「俺はこう思っているんだけど、どういう意味かな」と相談すると、その話を噛み砕いて俺にわかりやすく説明してくれるので、僕も腑に落ちるんです。僕が思っていることも相手も相手なりの気持ちを持っているので、そそれをやましょうというフィルターを通すことによって、理解が出来るんです。
──今休みになったら何をしたいですか?
田舎のイオンの空気感が好きなので、そこに行きたいです。家族連れやカップルで楽しんでいて、幸せそうで、やはり東京だと周りを意識してしまうんですよね。ご飯を食べるにしても人が多かったり、人を観察したりなど頭がすごく疲れてしまうので、そこから離れた自分たちしかいない幸せを見るのが好きです。たまに休みの日に遠くのイオンや、チェーンの飲食店などにも行って、ほのぼのした空気感を味わったりしています。
──今回、雑誌全体テーマが「Story Beginning」でした。神谷さんの人生が大きく変わった出来事はありましたか?
LDHに入ったことです。18歳の時に沖縄から高校を卒業して出てきてからずっとお世話になっているので、それが人生で1番大きい出来事でした。
──最後に、今後挑戦してみたいことがあれば教えてください。
自分で音楽を作って、どんな形でも良いのでそれを世の中に発信していきたいです。それでファンの方に喜んでいただけたら僕は一番うれしいです。
PROFILE アーティスト 神谷健太
1995年5月27日生まれ。沖縄県出身。総勢16名からなるTHE RAMPAGEのパフォーマー。アリーナツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2024 “CyberHelix” RX-16』を開催中で、7 月には「24karats GOLD GENESIS」をリリース。グループ派生ユニット「MA55IVE THE RAMPAGE」としても活動しており、MA55IVEとしては初めて のツアー『MA55IVE THE RAMPAGE 1st LIVE TOUR 2024 “M5V”』が8月26日、Zepp Nagoyaを皮切りにスタート。