勢いのままに走り続ける大人気YouTuberコムドットゆうたがGIANNA BOYFRIND #05に初登場! 静寂に包まれた色彩と個性あふれるハイファッションを身に纏い、新しい自分と出会う。 WEB限定のインタビュー&アザーカットを公開。
──今回GIANNA BOYFRIENDの撮影は初でしたが、撮影はいかがでしたか?
ひさしぶりにファッション誌の撮影をさせていただいて、普段着ないような洋服を着させていただけてファッション感性が研ぎ澄まされる感覚でした。自分の持っている感性とは違うものを感じられるので楽しかったです。
──ファッションは好きですか?
洋服自体は好きですが、決まったジャンルの洋服を着ることばかりで、普段はストリート系のものが多いです。スタイリッシュなものを着ないにも理由があって、僕はO脚なのがコンプレックスなんです。細身のストレートパンツなどはO脚が目立ってしまうので避けているのですが、今O脚を直している途中なので、治ったら着たいと思います。もともと自分のコンプレックスを補えるようなファッションを組み始めたのがきっかけで、ダボダボのパンツを履いたり、大きめの洋服を着たりし始めました。それがストリートファッションにハマったきっかけです。
──仕事に関しても聞かせてください。現在のコムドットはゆうたさんにとってどのような存在ですか? また、それは以前と変わりましたか。
自分自身です。“コムドットゆうた”が“今の佐藤ゆうた”なので、第2の自分とよく言っています。最初の方は遊び感覚でやっていましたが、今は見てくださる方や応援してくださる方がたくさんいるので、“仕事”という感覚になりました。素人ではありますが、見ていただいている方がいる以上半可な気持ちではなく、高いクオリティを目指しています。ただ、意識が仕事だけに行ってしまうと“友達と楽しく”というのを忘れてしまうので、半分半分に意識しながら活動しています。
──初めは遊び感覚だったものを仕事にしていこうと思ったきっかけはありますか?
始めた時から辞めるつもりはありませんでした。僕はコムドットを始めた時フリーターだったのですが、やりたいことに踏み出す勇気がなくて、「ならみんなでやろうぜ」と始まったのがきっかけです。その瞬間に「コムドットに自分の人生を捧げよう」と思いました。それが遊びでも、仕事でも、失敗するならみんなで失敗しますし、成功するならみんなで成功するので、“1人じゃない”という気持ちになってから覚悟が決まりました。
──世の中におけるYouTubeの知名度が変わっていくなかで大変だった部分はありますか?
洋服屋さんに買い物に行った時です。街中で声をかけられることが増えて、僕は声をかけていただけるのは嬉しいタイプなのですが、「オシャレだよね」と言われ始めてから、洋服屋さんに買い物行った時に、ファンの方にバレると何も買えなくなってしまいます。「何を買うんだろう」と見られている気がするので、買い物している時は見つからないようにしています(笑)。
──いろいろな個性が集まったグループだと思いますが、ゆうたさんはグループのどうような立場ですか?
ツッコミ担当ですね。そんなはっちゃけるタイプではないので、行き過ぎていたりしたら止めるタイプです。周りが火だとしたら、水みたいなポジションだと思っています。
──そんなコムドットの結束力が固まったと思う決定的な出来事はありますか?
多分中学時代の部活が根底にあって、その時からずっと維持している感じです。部活の時に、「都大会出るために試合勝とうぜ」というあの時の結束力のまま今のYouTubeの仕事をしています。メンバーみんなの実家が歩いて3分圏内だったので、毎日遊んでいましたし、本当に“奇跡”だと思います。
──コムドットはどんなオリジナリティを持っているグループですか。
YouTubeの企画でキャラの入れ替えがあるのですが、5人いるからこそ、その人の個性とキャラを入れ替えられるので、他と違った色が出せていると思います。小学校時代からイラっとした時の顔など、それぞれのことを知りすぎているので、全部が分かりすぎてキャラ入れ替え企画をすると、憑依しているみたいになってしまうんです。ファンの子も面白いと言ってくれるので、結構人気な企画ですし、それはコムドットの関係性だからこそできる企画なのかなと思います。
──今後、YouTuberとしての目標はありますか?
ずっとYouTubeを続けることが目標です。最近は5人で曲を出したり、東京ドームに立ったり、テレビにも出させていただいているのですが、最終的には5人でずっとYouTubeを続けていたいです。
──今回、メジャーデビューされましたが、デビューはどんなきっかけで決まりましたか?
去年のYTFFというYouTubeクリエイターが集まるイベントで、メンバーのゆうまが1人で曲を歌って、僕ら4人は周りにいたんです。その時に「5人の曲があれば全員で歌えたのにね」という話から曲を作り始めました。
──ゆうたさんが作詞をメインで務めたとのことですが、どんな思いで書かれましたか?
“コムドットに対しての曲”がテーマだったので、結成時から現在までを思い返して、「炎上した時どう考えていたかな」やその時の落ち込んだ気持ちを奮い立たせる歌詞を書きました。「そのままでいいのか、もっとできるんじゃないか」と過去の自分の背中を押すような曲になっているので、同じ状況の他の人が聞いても軽く背中を押せるような曲になればと思って制作しました。
──聞いてくださる方にどんな事を感じて欲しいですか?
それぞれ夢があって、いろいろな理由で目指せなくなったりすることもありますが、本当に目指せなくなる理由と、どこか自分で諦めて目指さない理由があると思うので、後者の方にこの曲が少しでも響いて、もう1回頑張ってみようとてなっていただけたら嬉しいです。
──今後も音楽活動は続けていきたい気持ちでしょうか?
そうですね。2曲目に関してももう話していて、ファンの子に向けた曲を作って、単独イベントの時に歌えたらいいなと話しています。この先も少しずつでも曲が出せたらいいなと思っています。
──これからも作詞はゆうたさが中心ですか?
また僕もやるかもしれないですが、全員担当してくのかなと思っています。
──今までの人生で影響を受けた人はどなたですか。
母親です。母子家庭なのですが、やはり母親自身もやりたいことがあったと思いますが、僕と兄貴をここまで育ててくれたのは本当に頭が上がらないです。人に対する愛情の強さを尊敬しています。
──自分が行動する上で大切にしていることはありますか。
特には何も考えていませんが、何か言うとしたら「人の気持ちになって話す」ですかね。相手の気持ちになって話せば自ずと嫌なことも言わないですし、相手の気持ちになることを大切にしています。
──今期間も場所も制限なく休みがあったら何をしたいですか。
海外旅行とゴルフです。ゴルフを去年ぐらいに始めて、コースも回ったりしています。海外は、アフリカや南米に行って、アマゾンや恐竜のいそうなところを見て異世界を体験してみたいです。
──今回、雑誌全体テーマが「Story Beginning」でした。ゆうたさんの人生が大きく変わった出来事はありましたか?
僕はもともと練馬に住んでいたのですが、やはり都内は家賃が高かったので、小学1年生のタイミングで母が都営の団地に応募していたのがたまたま当たって、みんなのいる地元に引っ越してきました。その転校がなければ今の自分もいないですし、生きていたかも分からないので、そこが今の幸せな人生の始まりだったと思います。
PROFILE コムドットゆうた
1999年3月5日生まれ。東京都出身。YouTubeクリエイター。YouTubeのチャンネル登録者370万人を超えるコムドットのメンバー。若者のファッションアイコンとして注目を集め、中学校時代の5人組で『地元ノリを全国へ』というコンセプトで活動している。自身の100種類のファッションを本にした「COM. YUTA PERFECT 100 STYLES」やドラマ出演やブランドモデルをはじめ、YouTubeの枠を超え活動の幅を広げている。