“0から1”を生み出すレーベル「O21」よりこの9月に本格デビューした、新星クリエイティブガールグループ「Ettone(エトネ)」。メンバー7名の躍動感溢れるクールな表情とともに、創作や活動への熱い想い、それぞれの素顔に迫る。

INTERVIEW
GIANNA読者に向けて、「Ettone」のメン バーみなさまの自己紹介をお願いします!
koyuki :koyukiです! グループ内でそれぞれの “委員会”を設けていて、私は声が通るので放送委員会を担当しています。推しポイントは見た目と中身のギャップで、見た目はクールだねとよく言われるのですが、喋ると雰囲気が違うのが魅力です。
yuzuki:グループ内で最年長なこともあり、生活委員会を担当しています! 幼い頃からクラシックバレエやミュージカルなどの色々な経験をさせてもらいましたが、歌っている自分が一番好きだと思えるくらい歌が大好きです。
chiharu :食べる専門の給食委員会で、陽だまりスマイルが特徴です! モデルの経験があり表現力に自信があるので、そこを見ていただきたいです。
mirano :日頃から常に新しい情報をチェックしているので、情報委員会を担当しています! グループ 内では最年少ですが怖いもの知らずで、怖くないと面白くないと思うぐらいに得意で大好物です。いつかみんなでお化け屋敷に行きたいです!
ほかメンバー一同 :無理〜!(笑)
pia:健康にまつわる動画や雑誌を読むことが好きで、保健委員会を担当しています。生まれも育ちもオーストラリアなので英語が得意なのと、父がタイ人なこともあり、タイ文化にも詳しいので、グループのグローバル担当も兼ねています!
anri :本を読むことや文章を紡ぐことが大好きで、図書委員会を担当しています。好奇心が旺盛なので、表現することや本を読んだ後にそれを自分の言葉にする作業が好きで、歌詞作りにも活きています。
shion :環境委員会を担当しています。どんな時でもメンバーの意見を中和できる存在だよねと言ってもらえることが多くて。ギャルマインドも持ち合わせていて、メンタル面でもあまり落ち込むことがないので、周りの環境を整える係を担っています!
いつもとはまた雰囲気が違う衣装で、撮影も楽しかったというお声をくださりましたが、普段はどういったファッションが多いですか?
koyuki :私はノースリーブにデニムだったりと、いつ もシンプルです。柄なしのプレーンなアイテムなど、自然体な感じの服が好きでよく着ています。
yuzuki :幅広いですが、ストリートやカジュアルテイストに、フェミニンなものを合わせるのが好きで。身長が高くないので、厚底も欠かせないです!
chiharu :基本はシンプルだけど、帽子や靴など小物をポイント使いしたり、お気に入りのものを一つプラスするコーデが多いです。チェック柄が好きなので、気付けばチェック柄だらけに!(笑)
mirano:自分がいいと思えるドストライクな服に出会いたくて、海外のトレンドやサイトをよくチェックしています。あまり周りと被らないようなデザインを手にすることが多いのと、デニムが大好きで。色味も重視しながら、フレアやワイドなど色々な形を集めています!
pia :私も周りと被らないように、ファッションショーなどもチェックしながら研究しています。古着屋に出向いてヴィンテージものを探したり。シンプルめだけどデザイン性や色のポイントがあるものなど、自分にささるアイテムを取り入れています。
anri :私も古着がすごく好き! メンズライクのお洋服も多い気がします。個性的なお洋服も好きで、ジャケットに伊達メガネを合わせた欧風クラシックなコーデや色遊びも私らしいスタイル。レイヤードが得意なので、秋冬に輝きます(笑)。
shion:私は逆に流 行に目がないので、流行りをSNSでチェックしていて。その時々で好きなものが変わりますが、ずっと好きなのはシュシュ。入浴時以外は24時間常に手元につけていて、ないと逆にソワソワしちゃいます。
「Ettone」ならではの強みはありますか?
anri:クリエイティブガールグループとして、作詞やコレオグラフィーなど、全楽曲において自分たちで0から1を作るという作業を続けてきています。思考を巡らせてじっくりとみんなで話し合ったり、それぞれが学んできたエッセンスを共有しながら作り上げていく。現在進行形で自分が何を感じて何を思ったのか、何を学んでどう感情が動いたのか。そういう価値観を共有しながら、私たちならではのクリエイティブがたくさん詰まった作品を創れることが、私たちの大きな強みだと思っています。
shion:メンバーみんなで生活しているから、話し合う機会も本当に多いよね。みんなから影響を受けること、学ぶことがたくさんあります。
7人での共同生活はどうですか?
一同:めっちゃ楽しいです!!
koyuki:先日、日を跨いだ瞬間にみんなが20歳の誕生日をお祝いしてくれてすごく幸せでした!
anri:はしゃいだよね。毎回、誰かの誕生日にちょっとしたサプライズをしていて。それぞれに合ったコンセプトでお祝いすることを企画していて、そこにもクリエイティブが活きています。
メンバー同士では、普段どんなことで盛り上がることが多いですか?
shion:その日の出来事をシェアし合ったりして盛り上がってるよね。
koyuki:本当にたわいもないことだったりでね。
mirano:koyukiはムードメーカーで(笑)。
pia:ビートを流して、深夜にフリースタイルラップをしたりもするよね! この間は、電子レンジの音から作られたビートにラップを乗せて遊んで。
koyuki:ソファの上で手を振りながら、深夜テンションでラップを刻みました(笑)。
anri:ボルテージが上がってきたら止まらない!
楽しそうですね! 心身のヘルシーさを保つためにそれぞれ心掛けていることはありますか?
shion:はじめからストレスを溜めないようにしているし、寝ることが大好きなので寝たい派です!
koyuki:ポジティブなメンバーが多くて、「今日可愛いね」「ネイル変えたんだ、いいね」とみんなで互いを褒め合っていて。自身の肯定感も上がるし、ストレスなく生活できることの一つなのかなと。
yuzuki:私は自分の感情に正直になること。自分が今何にワクワクしていて、何に悲しくなったのか。向き合いたくない時は向き合わなくてもいいし、向き合いたい時に向き合って、感情を出す。みんなに話すこともそうだし、書き出すこともあります。みんなのおかげで、温かい環境にいさせてもらえることにも、幸せを感じます。
chiharu:そうだよね。私はやっぱり給食委員会として、メンバーのみんなが、食べたい時に食べたいものを食べて、健康に過ごしてくれれば幸せ。一緒に食べる時間も大切です。でも、1人の時間も必要だなと思っています。そういう時は1人でカフェに行って本を読んだり。最近はその感想を自分の中でまとめたり、みんなに話したりしています。
mirano:みんながみんなの健康を尊重して、気遣え
ること。それがすごくありがたいし、私が健康でいられる理由の一つです。例えば、私は絶対に1日1回は洗濯したいタイプなのですが、それを尊重して譲ってくれたり。ちょっとした気配りが嬉しいし、みんなと一緒だからこそ救われている部分がいっぱい。そうして心の余裕ができるからこそ、私もみんなのことを尊重できるので。これからも助け合える関係を続けられたらいいなと思います。
pia:今日は疲れているなと思ったらきちんと休んだり、1人でいたいなという時はカフェに行ったり、メンバーと一緒に暮らし始めてから、無理しないことの大切さに気付きました。メンバー同士のリスペクトがあるからこそ、1人でいたい時は1人で、一緒にいたい時は一緒にどこかに出掛けたりして、みんながいいバランスを取れているのかなって。
anri :私は、好奇心を絶やさないこと。自分の中を深めていくことで、見える世界のフィルターを更新していく。もし世界が面白くなく感じる時は、私が面白くなくなったということだなと。世界をずっと面白く美しく見続けるために、自分の内側やものさしを深化しながらデトックスすることを繰り返して、自分の知識の代謝を絶やさないことが、私のワクワクを掻き立ててくれるし、ワクワクを抱き続けることが私の心の健康の秘訣です!
デビューシングルに収録されている楽曲の特徴や、曲に対する想いもお聞かせください。
anri:表題曲『U+U』は、はじめにインスト音源だけをいただいて、そこから受けるインスピレーションについてみんなで話し合いを重ねました。冒頭は静かでありながら、後半にはギターソロが入ったりと曲調の展開が壮大だったので、「人生を感じさせるね」という結論を持って、本作の作詞を担当してくれたシンガーソングライターのSIRUPさんとのディスカッションに臨んで。そこで行ったのが、一人一人が人生に向き合うこと。中には「時間を巻き戻せるなら、いつに戻りたいですか?」という質問があって。この時に戻ってやり直したいという言葉や、あの時の後悔があったからこそ今があると思えるから、その過去も否定せずに認められる、やっと今を進めるようになったという強いメッセージも生まれたり。そういった私たちの想いが歌詞に込められた楽曲に仕上がっています。歌詞の意味を大事にしている曲なので、読み込んでいただけたら嬉しいです。
mirano:『サイレント・ディスコ』はシティポップを再現した楽曲になっていて、80〜90年代風の懐かしいサウンドを楽しめると同時に、歌詞にはディスカッションを経て紡いだ、今を生きる私たちだからこその今時なワードも多く組み込まれています。老若男女を問わず、多くの層の方に楽しんでいただけるんじゃないかなと。元々サイレントディスコは、ヘッドフォンで参 加 者1人ずつが音 楽を楽しみながらも、曲を共有できる実際のイベントなんです。それをモチーフにしていて、私の一番のお気に入りが「今は1人でもね、いいんだよ」という歌詞。1人の帰り道は一見孤独かもしれないけど、いつか同じ音を聞いて楽しめる時が来るかもしれない。今は1人でも自分の世界を楽しんでいるんだから、それでもいいんだよ。そういう温かみのあるメッセージがたくさん盛り込まれています。私たちが寮生活をしている中で考えた、大切なテーマをコンセプトにしていて、歌詞にも私たち一人一人の温かみや魅力を込めることができたと思います!
リリースイベントも開催されていますよね。
mirano:お客さんの呼び込みからMCまで、何から何まで自分たちで考えたことを実践していて。失敗と挑戦を繰り返しながらも、お客さんと一緒に場を作っていっている感覚があります。観覧エリアとの距離も近いですし、反響なども肌で感じられるからこそ学べることも多いです。まだ始まって間もないですが、これからたくさん回らせていただくので、Ettoneの輪を大きくしていくためにも、話し合いと練習を重ねながら大切に公演していきたいです。
koyuki:レベルアップできるようにね。
anri:お客さんに伝わっていることが分かってすごくホッとしたし、嬉しかったです。表現や芸術、エンタメは人に伝わることではじめてそれでたり得ると思うので。私たちの楽曲を聴いて、涙ぐんでいるファンの方もいらっしゃって。その時に、私たちが積み上げてきたものは嘘じゃなかった、誠だったということを、私の中でも理解することができて。同時に、メンバーみんなとエンタメを届けられることは、すごく幸せなことだなと実感しました。
yuzuki:これからも、たくさんの方々と楽しく過ごしていきたいよね。
グループ&個人の展望を教えてください!
anri:グループとしては、対外的な目標とは別に、私たちの中で“こういうグループでいたい”という大きなスローガンがあって。それが「あなたの人生の応援団になりたい」というメッセージ。実際に「私たちはあなたの人生の応援団になります」というフレーズと、その周りに個々の想いを綴った掛け軸をリビングに貼っています。人間性、人間力が私たちのグループの強みだと思うので、楽しい時も悲しく苦しい時も、人生のどんな場面にも寄り添えるようなクリエイティブ、音楽、表現をみんなできちんと作っていきたいです。人生の応援ができる私たちの素顔を深めていくことが、今後の大きな目標です。個人的な目標は、周りを、世界を愛して、面白い人間になること。面白い人生を送ることです!
pia:グローバルメンバーとしては、Ettoneの輪を海外に向けてもどんどん広げていきたくて。海外でもライブができるようになりたいです!
mirano:クリエイティブガールグループとして創作に取り組む機会が多く、私自身、作ることがすごく大好きなんだなとグループでの活動を通して気付けました。1人のクリエイターとしても存在を確立させて、私らしい音楽やカルチャーを発信していける存在になりたいので、常に研究することを絶やさず、アンテナを張って過ごしていきたいです。
chiharu:私は、たくさんの人に届けたいという想いと同時に、身近な人から喜びを増やしていきたいという気持ちも大きいです。人間性、人間力をお互いにどんどん高め合っていけるグループだし、良い意味でみんなアグレッシブなので、ショーを一つの目標にしてもいいよね、とよく話しています。
yuzuki:歌が本当に好きだし、歌に何回も救われたことがあるので、納得のいく曲をみんなでも作りたいし、個人でも作れたらなと。ライブやイベントを通して、人との繋がりも好きだと改めて感じたので、色々な会場でライブをさせていただきたいです。私がみんなと過ごすことでもらった温かさを周りにも広げていきたい。思いやりとリスペクトを世界に広げることをモットーに頑張りたいです。
koyuki:私はマインド的な考え方になってしまうのですが、“ありのままの自分が1番美しい”ということを伝えたいとずっと思っています。それを実践するためには、自分が一番自分を信じて、好きでいられるようにしないとなと。自分を好きでいるための努力は絶対に怠りたくないし、メンバーみんなの人間性が素晴らしくて、たくさん支えられているので、この関係性や与えてもらっている今の環境を崩さないよう、応援してくださる方々に、マインド的なことも伝えていけたらなと思っています。
shion:私たちの楽曲からも、Ettoneの温かさが伝わってくると思うので、それを全力で届けていきたいです。だんだんと輪が広がって、想いが世界中に伝わっていったら。それが大きな目標です!
PROFILE
アーティスト Ettone
自分らしくありたい、に寄り添う音楽ジャンル“LOOSE POPS”を表現するクリエイティブガールグループ「Ettone(エトネ)」。2025年9月10日に、クリエイティブレーベル「O21」からの第一弾アーティストとしてデビュー。1st Single『U+U』が絶賛発売中。グループ名には、「えっとね、」と本音をこぼす瞬間の言葉と、フランス語で“サプライズ”を意味する「étonné」を掛け合わせ、「大げさではないけれど、軽やかで前向きなサプライズを届けていく」という思いが込められている。
hotography:MASATO MORIYAMA(TRIVAL) Styling:MINAMI TAIRA Hair:KIM MIJIN Makeup:ERENA TARUMI Edit&Text:SEIRA MAEHARA
