フェラガモの2023プレフォールコレクションのワードローブは、エフォートレスな感性で明確に表現されている。ミニマルなシルエット、クリーンなカッティング、様々なスタイルにぴったりのデニムウェアなどは、アメリカンウェスタンのスピリットに彩られている。マクシミリアン・デイヴィスは、創業者サルヴァトーレ・フェラガモが1923年公開の映画「The Covered Wagon(幌馬車)」のためにカウボーイブーツを製作したという史実から、デニム、ギンガムチェックプリント、ベルト付きのバッグ、ローファーからポケットのディテールまで、1920年代当時のデザインのエッセンスをさりげなく取り入れている。
「イブニングウェアからデニムまで、コンテンポラリーウェアのエッセンシャルアイテムとは何なのかを探究したかったのです。 日常のワードローブにあるクラシックなアイテムを、よりモダンに、遊び心や意外性を感じさせるように、テクスチャーや 素材でひねりを加えることや、これまでの概念を覆すことを試みました。」
そのマクシミリアン・デイヴィスの思いは、 2023プレフォールのキャンペーンの中で、新しいフェラガモのあらゆる要素がシームレスに共存する形で表現されている。
フォトグラファーTyler Mitchell(タイラー・ミッチェル)が撮影したキャンペーンビジュアルは、モダンでありながらもタイムレスなフェラガモの世界観を、新鮮に、そして没入的に映し出す。
「タイラーは、私と一緒に育ってきたクリエイターの一人です。私たちは同じコミュニティに属しており、いつもコラボレーションについて話していました。」とマクシミリアン・デイヴィスは語る。「彼の作品や人物の捉え方にはシンプルさとエレガントさがあり、決して無理強いをしない、レイドバックした透明感があるのです。」
そのスピリットに基づき、ハリウッドのきらびやかな魅力がモダンな気安さで再解釈されている。ミニマルなシルエットのビスチェドレスはゴールドの箔押しのイールスキンで表現され、1938年にJudy Garland(ジュディ・ガーランド)のためにデザインされたレインボーサンダルも、マクシミリアン・デイヴィスによる新しい解釈で生まれ変わった。
インナーバッグに 新たにレザーを採用したカットアウトディテールのバッグや、シーズナルカラーで彩られたWanda(ワンダ)バッグが、フェラガモの新時代を象徴するタイムレスなアイテムとして随所に登場し、世界観に統一感をもたらす。