“SKINCARE”
夏の気になる肌悩み
「皮脂テカ」「毛穴開き」「乾燥」をケア
夏は暑さによるベタつきやテカリ、毛穴の開きに加え、エアコンや紫外線による乾燥なども気になるところ。これらの悩みを回避するために取り入れたい、夏のスキンケアのポイントを伝授。今回は「洗顔&角質ケア」をピックアップ!
– Face Wash –
汗や皮脂でドロドロ&
べたつく夏肌を清潔に整える
「夏は湿度・気温ともに高くなるので、皮脂の分泌も増加。過剰な皮脂によるテカリやベタつき、毛穴の開きを加速させないためにも、丁寧な洗顔が大切になります。洗顔は朝晩2回、しっかりと洗顔料を使って、肌を清潔に保つことを心がけましょう。寝ている間にも皮脂は分泌されているので、朝も洗顔料を使って洗顔を行うことは必須です。ただし、べたつくからと1日に何度も洗うのは、乾燥など肌トラブルを招くので厳禁。毛穴詰まりが気になる人は、酵素やクレイ洗顔もおすすめです」(髙瀬 聡子先生)
\ 洗顔の注意点 /
「洗顔料はしっかり泡立て、ゴシゴシ擦ったりせず、たっぷりの泡で優しく洗いましょう。洗う時間は1分から1分半を目安に。洗顔料でマッサージするなど、長時間の洗顔は乾燥の原因になるのでやめましょう。洗い流す時は水ではなく、35℃~ 36℃のぬるま湯が理想です」(髙瀬 聡子先生)
<Mask type>
– Peeling&Exfoliating –
毛穴やテカリ、乾燥にも有効な
角質ケアをルーティンに!
「夏場は紫外線の影響により肌のターンオーバーが乱れがち。ターンオーバーが乱れると、剥がれ落ちるはずの古い角質が肌表面に溜まってしまい、ごわつきやくすみを引き起こすばかりか、毛穴の開きやニキビ、エイジングにもつながってしまいます。今年の夏は昨年同様、マスク蒸れで皮脂分泌が過剰になりやすいうえ、マスク擦れも相まって角質が溜まりやすい状態。 トラブルを引き起こさないためにも、角質ケアを取り入れて、肌サイクルを整えることが大切です。また、角質ケアにより余分な角質が取り除かれた肌は、化粧水などスキンケアの浸透力もアップ。水分を蓄える保水力も高まるので、テカリや乾燥対策にも効果的」(髙瀬 聡子先生)
<Serum type>
お話を伺ったのは…
ウォブクリニック中目黒 総院長
髙瀬 聡子先生
皮膚科医。丁寧な診察と患者さまに寄り添った治療で、厚い信頼を得ている人気ドクター。豊富な美容知識と分かりやすい解説で、メディアからもオフォーが絶えない。著書に『ゆる美容事典』(講談社)などがある。ウォブクリニック中目黒▶︎https://wove.jp
Photography:TOSHIYUKI MAEGAWA(Model), SEIICHI OTSUKI(Still) Makeup:HIROTAKA IIZUKA(juice & juicy) Hair:YOSHIHITO WATANABE(Carillon) Styling:MAMI TAKAHASHI Model:YUI KANNO Edit & Text:YUKI KOIKEDA