GIANNA BOYFRIEND#11 WOLF HOWL HARMONY 誌面未公開インタビュー!

COLUMN

今回新リリースされるEPの『tera』は、どのような作品になりましたか?

RYOJI 『tera』は、僕たちの“現在地”を表現したEPです。今の僕たちだからこそできるパフォーマンスや楽曲を詰め込みました。teraという言葉にはいくつか意味があって、ラテン語では“大地”を表しますし、テラバイトの「テラ」のようにスケールの大きさを示す言葉でもあります。音や人生の凹凸、波形のようなイメージも重ねながら、今の僕たちが立っている場所を表現した作品になりました。

SUZUKI すでにファーストアルバムを出しているので、セカンドアルバムにもつながる作品にしたいという思いがありました。その中で、改めて僕たちの現在地を伝えられるEPを目指しました。ジャケットの色味は、夜と朝の狭間をイメージした少し紫がかったカラーになっています。ここからさらに加速していくという意気込みを込めた、いわば狼煙を上げるような作品です。

GHEE “tera”という言葉にはいろいろな意味が込められていますが、今回は“自分たちの現在地”という意味で捉えました。僕たちの野望や信念を表現する言葉として、このタイトルがしっくりきたんです。夜明け前の静かな時間から朝が訪れていく瞬間を、今の僕たちに重ねてイメージしました。

HIROTO 僕たちにとって初めてのEPですが、タイトルの“tera”にはさまざまな意味を込めています。EXILE TRIBEの中でも、これまでとは少し違う新しいスタイルのグループとして、試行錯誤しながら活動してきました。その経験を通して生まれた、僕たちらしい音楽性を詰め込んだ作品になっています。

このEPでは、どんなところに”WOLF HOWL HARMONYらしさ”が表れていますか? 

RYOJI EP全体を通して、楽曲の振り幅の大きさは僕たちらしいと思います。「Gachi Funk」(読み : ガチファンキ)のように盛り上がれるアップテンポな曲もあれば、One minute(読み : ワンミニット)のような爽やかで優しい楽曲もある。そういったジャンルレスなところが特徴だと思います。

SUZUKI 最近流行っているY2Kというよりも、もう少しリアルな平成感を追求しています。さまざまな国や地域の文化と、東京のカルチャーがミックスされているところに、僕たちらしさが出ていると思います。

GHEE 僕たちは音楽的なルーツがそれぞれ全く違います。J-POPがルーツのメンバーもいれば、R&Bの影響が強いメンバーもいます。そうしたバックグラウンドの違いをあえて活かして、個々の個性を際立たせているところがWOLF HOWL HARMONYらしさだと思います。

HIROTO これまで自分が聴いてきた音楽とは違う雰囲気の曲もあって、その中でどう自分らしさを出すか悩みました。制作期間を通して、自分がグループの中でどう存在するのかを考える時間にもなりました。その葛藤も含めて、等身大の自分が表れていると思います。

制作に入る前と完成後で、作品への印象は変わりましたか?

RYOJI 制作前は「どうやって自分たちらしさを表現するか」をずっと考えていました。完成してみると、当初のテーマだった“現在地”をしっかり表現できた作品になったと思います。胸を張って届けられるEPです。

SUZUKI 最初に話を聞いた時と、曲作りやMV撮影を経て完成した時では印象が大きく変わりました。制作の中で、GHEEが振り付けやディレクション、リリック面でも活躍してくれて、メンバーそれぞれが楽曲の顔になれるEPになったと思います。

GHEE メンバーの中で最初から「こういう作品にしたい」というビジョンがはっきりしていました。そこをブラッシュアップしていく感覚でしたね。まだまだ成長の途中ですが、その過程にいる今の自分たちを表現できたと思います。

HIROTO デモを聴いた時とレコーディングが終わった後では、曲の印象がかなり変わりました。歌詞の意味をどう表現するかをメンバーで話し合いながら作っていったので、完成した時には曲の見え方が全然違いました。

レコーディングで印象に残っていることは?

RYOJI 発音ですね。今回の楽曲にはポルトガル語や英語のフレーズが多くて、ネイティブの方にもディレクションに入っていただきました。言語の壁を越えるという意味でも、すごく勉強になるレコーディングだったと思います。

SUZUKI 実は発音の練習は昨年から続けていて、その成果を今回のEPで出せたと思います。日本語のフレーズを少し崩して言葉遊びのように表現している部分もあって、海外の方にも感覚的に引っかかるような工夫ができました。

GHEE レコーディング中に歌詞が変わることもありました。細かいニュアンスを何度も話し合ったんです。バックで入っている“ガヤ”も、メンバーだけでなく制作チームの方々も一緒に参加していて、みんなで作っている感覚がありました。

HIROTO 「One minute」は、メンバーから「HIROTOが中心になる曲だね」と言ってもらえたことが印象に残っています。最初は解釈と表現にズレがあったんですが、メンバーのアドバイスのおかげで納得のいくテイクを録ることができました。

制作を通して、価値観の変化はありましたか? 

RYOJI 今回はメンバーだけでなく、制作チームとも“ワンチーム”で進めました。その中で、それぞれのメンバーのフォーカスする形が生まれ、楽曲のメッセージもよりストレートに伝わるようになったと思います。僕自身も、今後もっと制作に関わりたいという思いが強くなりました。制作を通して、自分の視野が大きく広がったと思います。

SUZUKI 制作を通して、より“メンバー発信”のものを形にしたいという想いが強くなりました。メンバー発信になることで、グループらしさが強くなると思いますし、チームのスタッフの皆さんにも、僕たちのことを理解してもらうことの大切さを実感しました。今回の制作スタイルを今後も続けていきたいですし、さらにブラッシュアップしていきたいと思います。

GHEE 以前より海外の音楽市場を意識するようになりました。日本発信のグループですが、海外での活動機会も増え、実際に日本はもちろん海外にも挑戦したいという気持ちが大きくなりました。音楽には国や地域が関係ないことを改めて痛感しましたし、応援してくれる人への恩返しとしても、グループとしてさらに成長したいです。

HIROTO レコーディング中に、よくメンバー同士でアドバイスしあう場面が多くあり、自分でもこんなに力を持ったグループだったんだと、新しい気づきを得たように思います。メンバーからのアドバイスは、グループやその人のことをよく理解しているからこそ、的確だと思いますし、とても刺激になりました。そういった力を持っている僕たちなんだなという、発見があったことは今後の活動にもつながっていくと感じました。

このEPを通して伝えたい思いにはどのようなものがありますか?

RYOJI EPのテーマである“現在地”や“大地”を伝えたいです。今の僕たちの音楽や経験の躍動感を感じてもらえたら嬉しいです。初めて聴く方には、このEPをきっかけにファーストアルバムも聴いてほしいです。

SUZUKI このEPは僕たちの“現在地”を表現する作品でありながら、聴いてくださる方にも共感してもらえる部分が多いと思います。歌詞の世界観を通して、自分たちの経験とリスナーの経験を重ねてもらい、前向きに生きる活力になれたら嬉しいです。

GHEE もちろん、僕たちのこれからの意気込みを感じてもらいたいという気持ちもありますし、まずは日常の中で、僕たちの音楽を感じて、気分を上げてくれたり、感情が動いてくれたらいいなと思っています。あとは、ライブですね。このEPの曲で、ライブでファンの皆さんと一緒に楽しめることを楽しみにしています。

HIROTO この作品は、まさに僕たちの現在地を描いた作品です。これまでの経験や苦悩から生まれた音楽で、僕たちの音楽性と、その表現の場を実際に感じてもらえる作品になっています。この作品を聴いて、何かを感じ取ってもらえたら嬉しいです。

グループとしての雰囲気が出る瞬間はどんな時でしょうか?

RYOJI ライブでのMCや配信でのトークの時です。パフォーマンス中はテンションをしっかりコントロールして空間を魅了し、MCでは少し抜け感が出ます。配信でも、4人の自然な会話の空気感が面白いと言ってもらえることが多く、嬉しいです。

SUZUKI 日常会話をしている時の僕たちが1番素の状態だと思います。

GHEE デビュー当時から「黒ウルフ」と「白ウルフ」という考え方があります。黒ウルフはステージ上のオーラを纏った僕たち、白ウルフはオフの穏やかな僕たちです。普段は賑やかですが、ステージに立つとアーティストの顔になる、そのギャップが出る瞬間が僕たちらしいと思います。

HIROTO 配信でのカジュアルな会話をしている時に、グループの雰囲気が出ているとも思います。ボケるメンバーがいて、ツッコむメンバーがいるという構図が自然に生まれて、こういった瞬間を好んでくださる方も多いのではないかと思います。

–WOLF HOWL HARMONYの最大の強みとはなんでしょうか?

RYOJI 一番の魅力はメンバーそれぞれの歌声だと思います。それぞれの人生経験が滲み出る、説得力のある歌声を持っています。4人だからこそ、ソロやペアなどいろいろな組み合わせが生まれるのも強みです。

SUZUKI 4人だからこそ、一人ひとりのキャラクターが見えやすい。個性が化学反応を起こして、歌声のバランスやグループとしてのバランスが生まれていると思います。

GHEE それぞれの個性を最大に引き出せるところです。ヒップホップやロックなど、ルーツが違うからこそ化学反応が起きこるのだと思います。

HIROTO 4人全員がしっかりと歌えるところです。それぞれの音楽性が混ざることで、新しい表現が生まれています。

ご自身の性格を一言で表すなら?

RYOJI 「シンプル」です。好きな人は好き、嫌いな人は嫌い。やる時はやるし、抜くところは抜く。そんな感じでシンプルに生きています。

SUZUKI ツンデレです(笑)。見た目はクールに見られることが多いんですが、人見知りなだけなんです。

GHEE よく「一匹狼」と言われます。自分の中にブレない信念があるのかもしれません。

HIROTO 宇宙人ですね。メンバーからもよく言われます。

これまで大きな影響を受けたと感じる人や作品はありますか?

RYOJI 僕はEXILEのHIROさんです。嘘のない人となりや、感情を言語化できる力に尊敬しています。EXILEの結成当初のドキュメンタリーを見て、今の自分に重ねて刺激を受けます。HIROさんのように、人として愛される存在になりたいです。

SUZUKI やはりEXILEさんです。「Lovers Again」を初めて聴いた時、衝撃を受けて「自分もこうなりたい」と強く思ったことを覚えています。それがきっかけで音楽への憧れが深まりました。

GHEE The Weekndの「Starboy」には大きな影響を受けています。音楽を本格的に聴き始めたのは、小学校4年生の時に買ったJUJU×JAY‘EDの「明日がくるなら」からで、そこからは洋楽も聞くようになり、「Starboy」を通してヒップホップやパンクにも興味を持つようになりました。

HIROTO もともと歌うことが好きだったわけではなくて、小学生の頃に、母が嵐さんのファンで車の中で流していた、嵐さんのCDがきっかけで音楽に興味を持つようになりました。友達にGENERATIONSさんのドームツアーに連れて行ってもらったことがきっかけで、アーティストを志すようになり、その1週間後には歌のスクールに通い始めました。大きなターニングポイントになりました。 

気分転換したい時には何をしますか?

RYOJI ランニングですね。もうルーティーンになっているんですが、公園や自然が多い場所で走ることが好きです。自然と携帯を触る時間が減って、ランニング中は音楽を聞くことに集中できる時間にもなりますし、僕にとって、プライベートの面でも、仕事の面でも大切な時間です。

SUZUKI 僕は海に入ることです。沖縄出身なので、ずっと生活の中に海の存在がありました。今は東京にいて、生活の中にはほとんど海がなく、簡単に行くこともできないのですが、年に一回は必ず時間を作って海に行っています。海に入って、ただぼーっとしている時間がすごくリフレッシュになります。海に思い出を作りにいくという人も多いと思いますが、僕は海に何もしないために、何も考えないために行くということが多いですね。

GHEE 冷水シャワーを浴びて、散歩をします。シャワーを浴びて、髪を乾かしながらNirvanaを聴いて、そのまま散歩に出かけます。都会の賑やかな場所ではなくて、人気が少ない、静かなスポットを歩くと、思考がクリアになる気がします。曲を書いていて煮詰まった時や、朝になかなか目が覚めない時にやっています。

HIROTO 僕は寝たら忘れるタイプなので、しんどい時は寝るに限ります。あとは、カフェに行ったり、Netflixを見たりして、考えないようにします。カフェも、新しいカフェを開拓するのも好きですし、落ち着きたい時には行きつけのカフェに行くことが多いですね。