MYSTICAL VIBES NATSUKI DEGUCHI

FASHION

ファンタジックな世界へと導いてくれるのは、独特なフォルムや色とりどりのピースに身を包んだ俳優・出口夏希さん。時には日常と離れ、お伽話のようにうっとりするほどのお洒落を、心ゆくまで楽しんで。

sheer tops¥23,100 by HATRA silk top¥27,000 bloom skirt¥159,000 both by YUEQI QI/MATT. balloon skirt¥68,200 by YOHEI OHNO boots¥75,900 by Purpred

INTERVIEW

今回の撮影はいかがでしたでしょうか? 印象に残っているお衣装やカットはございますか?

今までにあまり経験したことのない雰囲気の撮影で楽しかったです。特にお気に入りだったのが、シルキーなワンピースと、所々にカッティングのあるボリューミーなジャケットを合わせた、ピンクのスタイリングです。立体的な黒のボーンドレスもすごく好きです! でもこれが一番と選べないくらい、全部のお衣装がとても可愛かったです。

衣装ごとにまたムードも異なり、どれもお似合いで素敵でした! 出口さんが今シーズン注目しているファッションアイテムはございますか?

この季節だからこそ楽しめる、ファーやベロアといった冬らしい素材のものを着たいなと思っています。

2026年1月16日(金)公開の映画『万事快調<オール・グリーンズ>』にて、南沙良さんとW主演を務めていらっしゃいますが、矢口美流紅役を演じるにあたり意識したことはございますか?

過去に演じてきた役とは全然違う人物像だったので、台本を読ませていただき自分がもったイメージそのままを演じました。

困難にも向き合いながら、全体を通して明るく、笑顔が溢れる美流紅の人柄が印象的でした。出口さんが台本を読んで考えたイメージなのでしょうか?

内側には、家庭問題など色々と抱えているものもあるけれど、外には気丈に振る舞う一面があって、それが美流紅らしさなのかなと感じました。児山監督にも、美流紅がどんな子かをはじめにお伺いした際に、明るい子がいいというお話をいただいて。そこから台本を読んで受け取った美流紅の印象と、現場に入ってから、南(沙良)さん演じる朴秀美と吉田(美月喜)さん演じる岩隈真子との掛け合いの中で、自然と生まれたものを大切にしていました。

みんなで楽しんでいる様子が、高校生らしくてすごくリアルでした。

アドリブも多かったので、3人とも役の素の感じでナ チュラルに楽しめていたと思います。撮影現場でもあのままの雰囲気で、お菓子を食べたりと自由に過ごしていて、私自身とても居心地がよかったです。

美流紅という人物において、自身に近いと感じる部分はございますか?

演じる際は、自分と似ている部分や共通事項はあまり探していなくて。重なり合わせては見ていなかったのですが、もしかしたら自分と似ている部分もあるかもしれないです。ただ、意識的には考えたことがなかったです。

“青春”における、言葉では表せない感情や記憶を誰しもが抱いたことがあるかと思うのですが、出口さんご自身が経験してきた青春と作品で描かれる青春とで、オーバーラップするものはありますか?

あんなにも過激で不適切な青春は経験したくないですが(笑)、学生時代はイベントや行事ごとなどを、みんなと協力しながら頑張って、全力で楽しむという青春は送れたなと。

陸上部のエースである美流紅が走るシーンも印象的でしたが、出口さん自身は運動部に所属されていたのですか?

帰宅部で、スポーツは何もしていなかったのですが、走るのは意外と得意なほうかもしれません(笑)。走るシーンではかなり全速力で、階段も駆け上ったりとハードでしたが、全く辛くはなくて演じていてとても楽しかったです!

撮影で特に印象に残っているシーンやエピソードを教えてください。

いくつかあるのですが、美流紅が朴秀美のラップを初めて聞いたシーンは、南さんがとてもカッコよくてすごく覚えていますし、美流紅と母親の掛け合いのシーンも印象に深く残っています。朴秀美の迫力ある最後の場面にも圧倒されました。個人的にも大好きなシーンです。

題材的にはシリアスな要素もありながら、ポップなテンション感で観ていてすごく楽しい、引き込まれる作品ですよね。ぜひ見どころも教えてください!

田舎から抜け出したいという思いだけで、すごく馬鹿なことをしちゃう高校生たち。でも彼女たちなりに、大人とも戦いながら一生懸命に“すごい青春”を送っている、そういうところを見守っていただけたらなと。釜山国際映画祭でも観客の方々が笑って観てくださっていたので、本当に心から楽しめる作品だと思います。きっと予想外であろう終わり方もすごく新鮮だと思うので、ぜひ観ていただけたら嬉しいです!

お仕事を重ねる中で、女優としての成長をどう感じていらっしゃいますか? 演じる上で大切にしている軸はございますか?

作品ごとに役の雰囲気が全然違うので、常に新しいことばかりで。まだまだお勉強をしている段階にいるので、自分のペースで学んでいけたらなと思っています。いただいた台本を読み込むことや撮影に必死なので、演じる上での軸的なものもまだ探している途中なんです。

役を終えたあとに“余韻”が残ることはありますか?

テーマパークから帰る時のような、終わった後の寂しさは毎回感じているのですが、役が抜けるか抜けないかはあまり自覚がなくて。役と自分は切り離していて重ねたことがないので、自然と切り替えができているんだと思います。

身も心もヘルシーでいるために、日頃から意識していることはございますか?

好きなものを食べて、好きなことをする。やっぱり食べることはストレス発散にもなりますし、我慢するのもよくないのかなって。自分自身にルールなども設けていないので、その時思い立ったことを行動に移すようにしています。

最後に、コアテーマ「ENCHANT=“魔法をかけよう”」にちなみ、ハッピーな気持ちでいるための魔法のようなアドバイスをお願いします!

「自分らしく、いっぱい食べて、いっぱい笑ってハッピーに過ごしたい」と、誕生日の時にSNSでも投稿したのですが、そういう気持ちで日々を過ごすことで、自分らしく幸せでいられるのかなと思っています!

©2026「万事快調」製作委員会 配給:カルチュア・パブリッシャーズ

『万事快調<オール・グリーンズ>』 

ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美。陸上部のエースで社交的、かつスクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅。未来が見えない町で暮らすどん詰まりの日々の中、朴秀美があるものを手に入れる。その出来事をきっかけに、同級生で漫画に詳しい毒舌キャラを岩隈真子、岩隈の後輩らを仲間に引き入れ、同好会「オールグリーンズ」を結成。自分たちの夢を叶えるために、この町を出ていくには一攫千金を狙うしかない。そして、学校の屋上で禁断の課外活動がはじまる──発表当時、若冠21歳の大学生だった波木銅による新時代の小説を映画化。高校生たちが自らの手で未来を奪いにいこうと軽やかにもがく、不適切で爽快な青春作品。

Model:NATSUKI DEGUCHI(INCENT) Photography:YOSHITAKE HAMANAKA Styling:KOSEI MATSUDA(NOBODCR) Styling Assistant:KUREHA TSUJI Hair:TOMO TAMURA(Perle) Makeup:NAOYUKI WATANABE Edit&Text:SEIRA MAEHARA