咲き誇る花々に秘められた自然の美と、時を超えて輝くジュエリーが出逢う。まるで宝石を抱きしめるかのように、一つ一つの花が優美さを引き立て、命を宿したかのように輝きを放つ。ジュエリーは単なる装飾具ではなく、物語で魅了するもの。花というキャンバスに描かれた、官能的でコンテンポラリーなジュエリーの煌めきに、生命力とクラフトマンシップが織りなす静かなドラマを感じて。

Cartier
Silent jewelry residing in a primeval forest.
深紅の葉が炎のように立ち上がり、苔のようなグリーンが息づく…原始の森を思わせる静謐な世界。そこにそっと佇むのは、ゴールドとダイヤモンドが織りなす、優美なカルティエ「グラン ドゥ カフェ」コレクションのネックレス。コーヒー豆モチーフがダイヤモンドを中心に扇状に広がる美しいデザイン。レトロなカクテルリングを思わせる佇まいに、モダンなエスプリが息づく。素材の質感、揺れた瞬間の音や動きまでも全て計算された構造美は、クラフツマンシップの極み。太陽のように輝くゴールドと、官能的にきらめくダイヤモンドが、五感に響くラグジュアリーの物語を紡ぎ出す。それは単なる装飾物ではなく、自然と響き合いながら身にまとう詩のよう。メゾンが描く、新しいエレガンスのかたちが、ここにある。

VACHERON CONSTANTIN
Timeless elegance in the wilderness.
無骨で野性味あふれる植物のフォルムに、上品な存在感を放つ「エジェリー・オートマティック」。現代の女性たちにおくるこのコレクションは、オートクチュールとオートオルロジェリーが出合いから誕生した。ピンクゴールドの柔らかな光を纏い、タペスリー技法によって生まれたプリーツ模様の文字盤に、静かな気品が溢れる。その洗練された佇まいには、92個のラウンドカット・ダイヤモンドが遇らわれており、見るたびに違う表情を映し出す。リュウズには優しく光るムーンストーン。そして手首を飾 るのは鮮やかなラズベリーピンクのレザーストラップ。時を知るための道具を超えた、時間を纏う芸術。時間が流れても色あせない、そんな強さと詩情を、あなたの手首に。

HARRY WINSTON
Sublime forms of light found in nature
しなやかに垂れる一輪の花。その中心に、繊細かつ力強く輝く「サンフラワー・コレクション」のダイヤモンドリング。1950年代のアーカイブデザインを現代的に昇華させた、まさに“輝きの彫刻”。モチーフは情熱と生命力の象徴である“ひまわり”。凛とした佇まいに、優美な花びらが織り成す崇高かつ均整のとれた造形美が、多くの人たちを虜にしてきた。躍動感あふれる華麗な大輪の花を象ったデザイン。センターストーンの周りを8石のダイヤモンドが光輪のように彩り、美しい輝きを放ちながら立体的なひまわりの姿を映し出す。花の命が宿る茎にそっと添えられたそのリングは、まるでドレスを纏った女神のよう。冷たくも美しいコントラストが静寂の中で語りかける。クラシックな装いにはもちろん、モダンなスタイルにも華やかなアクセントを添えてくれる逸品。今季のマストハブ・ ジュエリーで、あなたの装いに格別な輝きを。

BOUCHERON
In the sunlight, noble sparkles overlap.
鮮やかな黄色の花を広げるひまわりにそっと寄り添うのは、「セルパンボエム」のリングとネックレス。1968年に誕生して以来、タイムレスでエレガントな魅力が世代を超えて愛され続けている。ドロップモチーフや繊細な彫刻、ハニカム細工によって生まれる光の煌めきは、メゾンの職人が受け継ぐ自由な精神と卓越した技術の結晶。1970年代のアーカイブから着想を得たヴィンテージムード漂うジュエリーは、まるで彫刻のように見る人を惹きつける。太陽のように咲くひまわりとともに映し出されたその姿は、自然のエネルギーとジュエリーの輝きが美しく調和。ひときわ目を引く大ぶりのリングと、花芯を抱くように添えられたネックレスは、単なる装飾を超えて、身につける人に光と力を与える存在に。まっすぐで強く、美しい意思を宿すひまわりのように、このジュエリーは、あなたの内に秘めた輝きをそっと引き出してくれるはず。

BVLGARI
The poem of diamonds in white lilies.
透きとおる白百合の曲線をなぞるように、花弁の奥でひそやかに咲くダイヤモンド。幸せと喜びの象徴として魅力的な四弁花に着想を得た「フィオレヴァー」コレクション。 英語の「フォーエバー」と、イタリア語で花を意味する「フィオーレ」を重ねた名の通り、永遠に続く花の輝きを表す。自然のモチーフを通じて、幸福と快活さを讃えるきらめきがロマンティックに息づき、時を超えても色褪せない明るさと喜びをメゾンらしい手法で表現。重なり合う3ラインのブレスレットは朝露を帯びた蔦のように手首をやさしく包み込み、中央で煌めく花モチーフとともに静かな息吹を放つ。寄り添うリングはその余韻を指先へと移し、集めた光でひとつの物語を紡ぐ。手元にそっと寄り添い、どんなスタイルにも上品なきらめきをプラス。日常から特別なシーンまで、凛とした存在感を放つ唯一無二のジュエリー。

Tiffany & Co.
The rhythm of the city that brings together passion.
深紅のプロテアを優しく抱きしめるかのように輝く「ティファニー ハードウェア」のブレスレットとネックレス。1962 年、マンハッタンが持つ多様性から着想を得たこのコレクションは、姿を変えながら加速する“愛”を表現。誕生地NYの不朽のエネルギーと自由な精神を映し出し、アイコニックなゲージ リンクが独特な存在感を放つ。精巧に磨き上げられたイエローゴールドの地金に、ダイヤモンドを敷き詰めた輝きは、光を受けるたびに万華鏡のような閃光を解き放つ。周囲の視線を釘付けにする、無骨さとフェミニニティを絶妙に調和させた職人技の結晶。野生の花芯を思わせる強さとメタルの都会的モードが響き合い、身にまとう人に気品とエネルギーを注ぎ込む。職人技が光る上質なジュエリーを、人生の相棒に。
Photography:SHUN SASAKI(SIGNO) Styling, Edit&Text:RYOTA KOUJIRO