身体能力の高いダンスと類まれな高い歌唱力で、周りを惹きつけてはやまない星組トップスター・礼真琴。 品良く静的に見えながら、才気鋭く内から溢れる生命力、そして力強い意志が垣間見える。 華やかなステージで観客を魅了している礼真琴の内に秘めた熱い想いを紐解く。
INTERVIEW
ーー普段の礼さんは情熱的なタイプですか？ それとも冷静なタイプですか？
自分がすごく興味を持ったことに対しては、全てを知りつ くしたい！ というくらい没頭して、のめり込むのですが、興味のないものに関しては熱がなかなか生まれないことが多いです。自分が“これ”と決めたことに対して突き進むタイプなので、そこの高低がはっきりしています。性格的には基本は冷静な方だと思います。常に冷静な自分がいる自覚はあるので、“芸事に対して情熱的な自分”と“冷静に見ている自分”がいるのかなと思います。ふとひとつ引いて俯瞰して考えることが多いと思います。
ーー「パッション（情熱）」と聞いて思い浮かぶものはありますか？
「星組」です。もともと星組は、体育会系と言われることが多く、“熱い”という言葉が似合う組かなと思います。それは入団する前から続いている印象があって、自分もそういう先輩方に育てていただきました。それを受けて今、自分が率いて星組にいる印象としては、やはりみんながものすごく熱くて、パッションを持って取り組んでいるなと思います。