FIND SPARKLE&VIGOR MASAMI NAGASAWA

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強く自由な生命力と共鳴し、真の輝きを解き放つ特別なジュエリーをここに──唯一無二のオーラを纏った女優・長澤まさみさんと、革新的なクリエイティビティ、至高のクラフツマンシップを誇るTASAKIのハイジュエリー。両者が出会い、体現される研ぎ澄まされた美しさは、丁寧に時間を編むことで紡がれていく軌跡そのものだと感じさせてくれる。

necklace¥81,730,000〈reference price〉by TASAKI dress(blue)¥198,000 (floral)¥220,000 both by KAKAN mesh innerwear¥13,200 by NICENICE MOMENT wedding dress bolero in hand¥440,000 by HANA YAGI

INTERVIEW

本誌2回目のご出演となりましたが、今回の撮影はいかがでしたでしょうか? お衣装で身に着けたジュエリーの中で、今のご自身のムードに近いと感じるピースはございましたか?

今回の撮影では、久しぶりにたくさんのパールジュエリーを身に着けることができて、とても嬉しかっ たです。6月生まれの私にとっては誕生石なこともあり、パールは昔から大好きなジュエリーの一つなんです。今後長く愛用していけるようなパールネックレスを購入したいなと、最近ちょうど検討していたところで。パールが持つ魅力にすごく惹かれているタイミングだったので、今回の撮影ともリンクする部分を感じて、不思議な気持ちになりました。

とてもお似合いで素敵でした! パール以外のジュエリーも普段から取り入れていらっしゃいますか?

ジュエリーは若い頃から本当に大好きです。お仕事で身に着ける機会も多かったので、経験を重ねるごとにジェエリーの魅力を知っていった感覚があります。最近は、自分自身がジュエリーに引け目を持つことなく身に着けられるような年齢になってきたな、という実感もあるので、よりジュエリーを楽しみながら、普段からファッションに取り入れるようになりました。

日常では、どのようなシチュエーションでジュエリーを身に着けることが多いですか?

友人と遊びに出かける時が多いかもしれません。特に女性の友人と遊びに行く時は、欠かさずジュエリーを着けていますね。ほかにも、友人の結婚式といった大事な場所にお呼ばれして参加するという時には、普段は着けない特別な時用のハイジュエリーを身に着けたりもしています。持っているジュエリーはどれも長年愛用しているものばかりで。長く愛せるかどうかという気持ちをいつも大切にしながら、迎え入れるようにしています。パールは、用途やオケージョンによっては、どのサイズ感でどんなデザインを選ぶかも大事になってきますよね。私自身、黄色いパールのネックレスや祖母から受け継いだベビーパールのネックレスはとても大切にしています。まだどんな風に着けられるか想像ができていないのですが、お守りのようなものですね。自分でもデイリーに使えそうな少し小さめのパールで、自分のためのネックレスをオーダーメイドできたらいいなと思っているところです。

パールは美しさの象徴ともされていますが、長澤さんにとって“美しい”とはどんな在り方だと感じていますか?

周りに流されそうになったり、人の目が気になって一歩を踏み出せないでいる、そんな方のほうが少なくないと思うのですが、自分の向かうべき道を自ら探したり、模索している人はすごく美しいと感じます。 私自身、芸能のお仕事を続けてきたこともあり、周りと同じようなことはなるべくやらないように意識してきたところはありました。ただ、自らの言葉がこんなにも届かない仕事に就いてしまったんだなと感じることもあります。というのも、俳優のお仕事をしていると自分の言葉というよりは、役を通した言葉や、誰かの目線の入った言葉が皆さんの元に届いているような気がします。そもそも、自分ということを自分自身で思考しているのは、すでに一つのフィルターを挟んでいると思いますが。自分から伝えるということが、意外と届きづらいんだなと実感することが多くて。では、何で自分というものを私自身が自覚するんだろうと考えた時に、“これから先の仕事”が思い浮かぶんです。

たしかに“役”の影響は強いものがありますよね。“これから先の仕事”というのはどういったことでしょうか?

私たちはほとんどの方が、少し先の未来をいつも生きているんですよね。例えば一つの映画作品が劇場で公開される数年前から、私たちはその作品に携わっていて。観客の皆さまに作品が届くことを未来軸とすると、その未来を先に知っている、創造しながら体験しているような感覚なんです。きっとそれは、俳優業に限ったことではないと思います。今回着けさせていただいたTASAKIのジュエリーも、商品がお客さまの手元に届くまでの間にたくさんの方々が携わっていて。そこで生まれる歯がゆさのようなものは、多くの方が感じていらっしゃるのかなと。もうすぐお客さまの手元に届くのだけれど、まだ公表できない、見せたいけど見せられないという準備期間がある。でも一方で、それは一番豊かな時間だとも感じます。まだ知らない未来に今向かっているということは、未来の自分が、想像した自分自身を超えていける一番大切にしなくてはいけない時間だと思うので、どんな自分になりたいかという目標を立てることができる。少しその先の未来の今をきちんと生きなくてはいけないな、といつも考えています。それが美しさにも繋がるのかなと。

TASAKIのジュエリーも、真珠の養殖からジュエリーになるまで4〜5年の年月がかかるそうです。そこからまた時間をかけ色々な方の手に渡りやっと作品になる。その過程の時間も大切にしていると伺ったので、長澤さんのお話と重なるなと感じました。

同じ色やサイズなど、パールの珠を揃えるのも大変だとお伺いしました。自然からとれるものという意味でもすごく神秘的ですし、まさに奇跡のようですよね。パールが持つ普遍的な魅力というのでしょうか、ベーシックであるその美しさや、ナチュラルに馴染むといったところに、やっぱりすごく惹かれますし、それこそパールが好きな理由でもあります。

前回ご出演いただいた際にお話をお伺いした作品『ドールハウス』でも、「第49回 日本アカデ ミー賞」優秀主演女優賞を受賞されるなど、数々の賞を受賞されていらっしゃいますが、賞を意識することはございますか?

賞を意識することは全くないのですが、今回のアカデミー賞は、『ドールハウス』のスタッフの方々が本当に喜んでくださったのがとても嬉しかったです。 “ジャンル映画”というカテゴリーに属する作品なので、周りのスタッフさんたちも「まさか『ドールハウス』が!?」と結構驚きながら、湧いていました(笑)。でも、皆さんの興味の間口が広くなっているということに時代の流れを感じますし、ジャンル映画に属する作品がこうして賞をいただけたのは、みんなで頑張った日々があったからだなと感じています。

撮影後はいつも余韻が残ったりするのでしょうか?

もう『ドールハウス』の余韻は残っていないです (笑)。撮影自体も、もう2年以上前になりますしね。

毎回、受賞する作品によっても感じ方は異なりますか?

やっぱり異なります。決して一人で演じるわけではなく、全ては共同制作だと思うんです。それぞれが任された持ち場で、一人で向き合わなくてはいけない時間ももちろんありますが、総合芸術と呼ばれるものには必ずたくさんの手が入っているんだなと日々実感しています。

過去のご自身の出演作を観返すことはございますか?

時々ですがあります。続編がある作品など、どちらかというと次のお仕事のために観ることが多いです。

誰かに自分の世界観を伝えるために、映画を一本勧めるとしたらどんな作品を選びますか?

今の自分の世界観、となるとそれもいつも次に公開される作品にリンクしていることが多いかもしれません。撮り終わっている作品なので、伝えられることが限られてきてしまい、それがまた歯がゆいのですが。自分の興味の矛先がいつもその時その瞬間に流れているので、今の自分にマッチしているのが次回作なんだと思います。

音楽についてもお伺いしたいのですが、支えになった曲や、今好きでよく聴いている曲はございますか?

色々な曲を聴いていますが、同い年でもあるケンドリック・ラマーが大好きで。同い年でこんなにすごい人がいるんだと思うとすごく胸が高まりますし、やる気スイッチを入れる時はいつもケンドリック・ラマーの曲を聴いています!

洋楽を聴くことが多いですか?

邦楽もすごく好きです。最近は、元ゆらゆら帝国・ ボーカルでもある坂本慎太郎さんの曲もよく聴いています。

音楽のピックアップもそうですが、たくさんの情報が世に溢れている中で、取捨選択はどのように行なっていますか?

流行っているからとかではなく、自分が好きと感じるものなど、自分の気持ちに従うようにしています。幼い頃からそうなんですよね。流行っているものが得意なほうではなかったというか。流行りものにハマる時期ももちろんあるのですが、割と自分が好きなものにこだわりがあるタイプでした。

見たくなくても自然と見えてきてしまう情報もあると思うのですが、そういうものに対してはどう対応されていますか?

触れないに限ります。その情報や意見に、本当に共感しているわけではないのならば、やみくもに同調してはいけないと思いますし、ただ傍観していることも少し違うのかなとも感じます。なので、選ばないという選択もすごく大切なことだなと。そういった、自分の考えを持つことが大事だと感じています。そして、考え方が変われば、また自分の考えを見直せばいい。自分の意識やマインドを変えていくことが大切ですよね。完璧な人間なんていないのですから、先ずは自分の声を聞く、それが大切だと思っています。

自分の考えがはっきりしていれば、惑わされることもないですもんね。

SNSに限らず、人付き合いだったりお仕事をする上 でだったり、誰かと関わる以上、自分と異なる価値 観を持った人と触れないといけない機会、というのは必ず訪れるもので。自分の人生を一生懸命に生きていたら、ネガティブな情報や意見に割く時間はないくらいです。人生100年時代といっても、意外とあっという間ですから。その瞬間の自分というのは、その時にしか生きられない。若い時に戻ることだってできないですし、今は今しかないのだから、自分がどういう風に生きたいかが大事だなといつも思っています。どんな自分になりたいかは自分次第。大変なのはみんな一緒ですし、なりたい自分に向かうまでの過程の努力は楽しいものです。楽しんだもん勝ちです。あとこれは友人が教えてくれたのですが、本当に触れたくないもの、嫌なものがやってきたら、その場所からは大至急逃げることが大事だと! 逃げることも重要な選択だと思うので、自分が納得のいく道を選べたら人生をもっと楽しく生きられるのかなと思っています。

今後、少しずつ手放していきたいものはありますか?

手放していきたいものよりも、もっと知りたいこと、もっと探求したいことのほうが多いかもしれません。

前回のインタビューでも、色々学びたいことがあるとおっしゃっていましたよね!

そうですね、習い事をしています! 長く続けている学びごとも多くて、色々なことを吸収しています。

今夢中になっていることも習い事などでしょうか?

セルフメイクが結構好きなので、最近は動画を観ながらメイクを勉強しています。ニーナ・パークさんや、TWICEさんのヘアメイクも担当されているウォン・ ジョンヨさんなど、好きなメイクアップアーティストさんの動画やインスタグラムを観て真似してみたり、似たようなアイテムを購入することもあります。

1日の終わりに、これは大事にしたいと思っている時間の使い方はありますか?

絶対これをやる、という決め事は作らないようにしているんです。それを決めてしまうと、できなかった時にストレスを感じてしまうタイプなので、随分と前からルーティーン的なものは決めていないです。幼い頃、食事の際に好きなものは最後に残しておく派だったのですが、その前に満腹になり、結果好きなものが食べられなかったことがあって。それからは、好きなものは初めに食べないとダメだ!と思うようになりました(笑)。そういった感じで、常日頃から臨機応変に対応できるようにしたいと考えているので、あまり決め事を作らないようにしています。強いていうなら、健康に関することが好きなので、自分で食事を作ったりと口にするものを管理することは大事にしています。

ほかに健康面で特に意識していることはありますか?

やっぱり歩くことです! なるべく1日5000歩は歩こうと意識しています。仕事が忙しくて外を歩けなかった日は、家の中をいっぱい歩くんです。それでも効果が期待できると耳にしたことがあって。掃除など家のことをしながら歩くようにしたり、ながらでも意識をきちんと向けて頑張るようにしています。

今のご自身の人生観のコアとなっているものは何でしょうか?

今年結婚をして新しい家族ができたこともあり、楽しみながら日々を過ごせているなと感じています。そんな話をするのが、なんだかまだ気恥ずかしいので すが。

このタイミングで恐縮ですが、ご結婚おめでとうございます! 驚きとともに、吉報にとても幸せな気持ちになりました!

ありがとうございます! でも結婚したからといって生活が何かすごく変わったということは全くなく、苗字が変わってしまったな、自分の元の苗字もお気に 入りだったんだけどなと思うくらいで(笑)。“今まで の自分”が強すぎて生活はあまり変わらないというか、やっぱりお仕事に対してももっとこうしたい、こういったお芝居ができるようになりたい、という欲みたいなものは常にあります。お仕事において完成を迎えることはないのかもしれない、とずっと先の作品のことを考えたり、自分が俳優としてどうあれるかがいつも頭にあります。こうして思うのは、やっぱりお芝居が好きだということ。「この仕事を好きになれたんだな」というのを最近、改めて感じていますね。

これまでは、好きという感覚はあまり感じていなかったのでしょうか?

そうでしたね、集中すると一生懸命になるタイプなので。ずっと先のシーンのこと、お芝居のことを考えている日々でした。楽しいばかりのものではないですし。監督や脚本を生み出す方々の足元には全然及ばないでしょうけれど、悩みながら進んできました。それでも段々とですが、芝居をして、役が少しずつ形になっていく過程を進めていくたびに、自分はやっぱりお芝居が好きなんだ、楽しめているんだなと実感できるようになってきました。ふと立ち止まったり、インプットする時間もすごく大事だなと思うので、生活をする事も大切にしていきたいですし、自分の考えを整理したり、気持ちに従ってみたりと自分の心の内を大切に、時間を大切にしていきたいです。

映画『このごにおよんで愛など』

11月27日(金)公開 ©2026 K2 Pictures

絵本作家の小島詩と保険会社に勤める小島杜夫は、結婚3年目の夫婦。詩は「そろそろ子どもをつくらない?」という社夫の提案をはぐらかしながら、 担当編集者であり恋人の倉持潤奈と関係を続けている。どちらかを選ぶことも、杜夫と子どもをつくることもピンとこない詩。ある日、3人で楽しい時間を過ごしたことをきっかけに、詩は「3人でこの家に住む」ことを思いつく。自分勝手な提案に怒りをあらわにする杜夫と潤奈だが、ある出来事をきっかけに 3人の関係が変わっていく──。長澤まさみ×柄本佑×石橋静河、日本映画界を代表するキャストが集結。是枝裕和や西川美和の監督助手を務めてきた、新鋭・広瀬奈々子監督自ら企画立案・脚本を執筆し、長い歳月をかけて完成した、愛する人と共に生きることに迷い悩む多様な愛の物語。

PROFILE

女優 長澤まさみ MASAMI NAGASAWA

1987年6月3日生まれ。静岡県出身。東宝芸能所属。2000年の第5回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリを受賞、同年に映画作品で俳優デビューを果たす。2004年に映画『世界の中心で、愛をさけぶ』で第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞など数々の賞を受賞し、以降も様々な表彰を受けている。近年の主な出演作に『コンフィデンスマンJP』シリーズ(18-22)、『キングダム』シリーズ(19-24)、『MOTHER マザー』(20)、『ロストケア』(23)、『スオミの話をしよう』(24)、『ドールハウス』(25)、『おーい、応為』(25)など。主人公・詩役を演じる映画『このごにおよんで愛など』が11月27日(金)公開。

Model:MASAMI NAGASAWA(TOHO ENTERTAINMENT) Photography:MACIEJ KUCIA(AVGVST) Styling:MAHO NONAMI(TOHO ENTERTAINMENT) Hair&Makeup:AYA MURAKAMI Edit&Text:SEIRA MAEHARA