女優・桐谷美玲さんと表現するのは、静と動、両極のムードが交差することで生まれる調和と無限の可能性。
揺るぎないパワーを発する、そんな洗練された強さも大事なエッセンスのひとつだけども、
決してタフなだけでない、たおやかで婉然な側面も併せ持っていたい。

ーー “strong and flexible”をキーワードに、凛とした強さの中にも、やわらかくしなやかさを宿した女性像を今号のテーマとして掲げているのですが、桐谷さんが描く理想的な女性像を教えてください。
一本芯が通っていて、強くカッコいい女性というのを私自身も理想としていて。そういう雰囲気を纏った女性に近付けていけたらいいなと思っています。
ーー普段はどういったファッションが多いですか?
パンツスタイルが圧倒的に多いです。色もモノトーンが多くて、シンプルだったり、少しモードテイストなファッションのほうが好きで。ただ、出産してからはカジュアルなスタイルも増えてきたので、シチュエーションに合わせて選んでいます。カジュアルの中にもレイヤードなどの着こなしでお洒落感を出すようにしたり、スウェットを着ることも多く、インナーにシャツを入れて裾から少し見せたり、上からジャケットを合わせたりするだけでも、雰囲気がまた変わってカッコよく仕上がるので、スタイリングは意識するようにしています。
美容に関して普段から気を付けていることはありますか?
スキンケアはきちんとしたいので、保湿をしっかり行うようにしています。フェイスパックをしながら家事をしたりと、ながらでもできることは積極的に取り入れたり、時間がある時は美顔器でマッサージをしたり。あとはプロの力を借りています。
ーー自分時間がたっぷりできたら、どんなことをしたいですか?
リゾート地に行って、何もせずにぼーっとゆっくりしたり、マッサージを受けたり、好きなものを食べたり、という時間を過ごしたいです。旅行に出掛けても今は子どもファーストになるので、どこへ行っても結局は公園、動物園、水族館といったレジャー施設がメインになってしまうんです。朝もゆっくり寝ていたいのですが、子どものタイムスケジュールに合わせて動かざるを得ないので、何も考えずにのんびりしたいです。以前、友人とハワイに行った時も、青く綺麗なビーチを目の前に本当に何もせず、ひたすら寝ていたのですがそれがもう最高で。さすがに焼けてしまいましたが、それでもいいかと思えるくらい心地よい旅行でした。
PROFILE
女優 桐谷 美玲 Mirei Kiritani
1989年12月16日生まれ。千葉県出身。高校在学中にスカウトされ、2006年に映画『春の居場所』で女優デビュー。同年より、ファッション誌『Seventeen』の専属モデルを務める。同誌の専属モデルを卒業後も、ファッション誌『non-no』の専属モデルやファッション誌『BAILA』のレギュラーモデルを務める傍ら、女優としても数々の著名作品に出演。代表作に映画『女子ーズ』(2014)、『ヒロイン失格』(2015)、『リベンジgirl』(2017)など。2012年から2018年まで報道番組『NEWS ZERO』の火曜キャスターを務め、2024年3月からは『news every.』でキャスターに就任。
Model:MIREI KIRITANI Photography:TON ZHANG(RETUNE Rep) Styling:RYOTA KOUJIRO Hair:MIHO EMORI(ende) Makeup:TAMAYO YAMAMOTO Prop:PROPS NOW Edit&Text:SEIRA MAEHARA