今シーズンは肌見せファッションが一大ブームとあって、キャミやトップス、ワンピなど背中がぱっくり開いたデザインも目白押し。そこで今回は、夏本番に向けて、自分ではなかなか見えない背中にフォーカス。
プロによるお家でできるトレーニングやストレッチ法に加え、編集部おすすめのケアアイテムやサロンの極上メニューなど、美しい背中をつくる方法をお届け。今回お話を伺ったのは、フィットネスモデル・トレーナー田辺莉咲子さん!
美しい背中とは?
“肩とくびれの差幅が大きく、
センターに2本のラインがくっきり入っている背中”
私が考える美しい背中のポイントは2つあって、ひとつは、背中の真ん中に2本のラインが入っていること。この背中の真ん中に入る線は、トレーニングで筋肉を鍛えていないと出すことができません。
筋肉はつけず、脂肪だけ落としたいという女性は多いのですが、筋肉がなく、ただ細いだけの背中はか弱く、老けた印象に見えてしまいます。また、背中は面積が広いので、動いた時に筋が入らないとのっぺりして、逆に太って見えます。
背中を鍛えるメリット
“姿勢が良くなるばかりか、
小顔やバストアップ効果、さらには痩せ体質に!”
背中を鍛えることのメリットは、腰痛&膝痛の予防効果に加え、猫背が解消され、姿勢が良くなるだけでなく、バストアップや小顔効果も期待できること。
簡単に説明すると、背中に筋肉がないと上半身を支える軸となる部分が腰になるので、大抵の場合、反り腰か猫背になり、腰が痛くなります。
腰が反っていると、膝の後ろが伸び切ってしまうので、膝が痛くなるだけでなく、脚も太くなってしまいます。二の腕が太くなったり、二重アゴへとつながってしまう危険も。
食事面で気をつけたいことは?
“体に悪い油や白砂糖は控え、
良質のタンパク質を食品から摂取しよう”
食事面では、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸などの体に悪い油や、味の濃いものをできるだけ控えるようにしましょう。白砂糖も太りやすく、肌老化を加速させてしまうほか、自律神経を乱すのでダイエットのモチベーションも下がりやすくなるため、できるだけ避けるのが賢明です。
白砂糖の代わりにハチミツを使用したり、甘いものが食べたくなった時はオリゴ糖を使ったチョコレート、糖質の少ないキウイやイチゴなどのフルーツを摂取するのがおすすめ。
また、筋肉をつくるうえで欠かせないタンパク質は、できるだけ意識して摂取するよう心がけて。 ただし、ドリンクでなくお肉や魚、豆など食品から摂取するのが一番。というのも、“プロテインドリンクを飲んでいれば痩せる”と勘違いしている人も多いのですが、タンパク質は吸収できる量が決まっているため、多く摂取したところで吸収できない分は老廃物になってしまいます。
栄養についての知識をしっかり持ったうえでプロテインドリンクを取り入れている人は良いのですが、そうでないならば、タンパク質は食事から摂取するのがおすすめです。
フィットネスモデル・トレーナー
田辺莉咲子さん
1998年1月14日生まれ。フィットネストレー ナー&フィットネスモデル。
「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」に出演し、一躍注目を集める。
現在はフィットネストレーナーとしてジムで指導をする他、リーボックのアンバサダーやボクシング団体 「PXB フェニックスバトル」のリポーターを務めるなど、多方面で活躍中。
Photography:TOSHIYUKI MAEGAWA(P48&49,53Model), JUNICHI ASADA(P50&51) Makeup:HIROTAKA IIZUKA(juice & juicy) Hair:YOSHIHITO WATANABE(Carillon) Styling:RYOTA KOUJIRO Model:AOI HAMADA Edit & Text:YUKI KOIKEDA Part 1 Part 2